今日は文子さん(93歳)の誕生日 ~ 今日(4月13日)の辺野古

 やんばるの山々は梅雨の花・いじゅがちらほら咲き始めた。再来週頃には満開になりそうだ。今日中の最高気温は27,5度との予報。

 早くも台風1号が発生、沖合の珊瑚の環礁に白波が立っているのを見ながら、今日も辺野古へ。

 9:00一回目の搬入に備えて30名余が座り込んだ。

 

 今日のゲート前は車いすが二つ並んだ。杖はついても、例え車いすでも、新基地をつくらせない思いは表すことが出来る。「自分のような足元不確かな年寄りが行くと、足手まといになるから…」と、辺野古へ一度も来たことのない私の友人は言ったが、車いす大歓迎、みんながサポートする。 

 車いすの人がいると、県警も扱いが丁重になるから、排除に時間がかかる。足手まといどころか10人力を発揮する。

 車いすの常連は島袋文子さん。なんと今日は文子さん93歳の誕生日。今日の座り込みは「♪  ハッピーバースデー文子さん  ♪♪」の歌で始まった。 

 いつもこの笑顔でみんなを勇気づける文子さん。

 理由はわからないが、今日の搬入は9時の一回だけで、正午と午後3時はないという。それでも第4ゲートは11時と午後2時に工事車両の出入りがあるので昼食を挟んで座り込むことになった。

 

 一回目の座り込みの後の休憩時間に、カヌーチームのメンバーから海上の取り組みの報告がなされた。今日は波が高く、カヌーによる海上行動は中止になったとのこと。延長工事が始まったK9護岸の様子が伝えられた。 

 11時前、第4ゲートに移動。

  沖に白波がたっているのがわかる。

 基地(弾薬庫エリア)と国道との間に、また新たに丈夫なフェンスが建てられていた。 

 工事車両を誘導してきた防衛局の車とにらみ合い。

 

 座り込む市民と機動隊との攻防を、道路向かいで満開のクチナシの花が、静かに見ていた。できることなら私はクチナシの花になりたい。

 

2022年4月14日リンクURL