土砂投入3年 国の横暴許をさないゲート前大行動 ~ 今日(12月14日)の辺野古

 今日午前10時半から、土砂投入3年目の集会があるというので、今日も辺野古へやってきた。

 節目の日とあって、県内外のマスコミの取材も多い。めったに来ることのないNHKの取材班の姿も見える。「しっかり取材して、本当のことを伝えてくれよ!」と、思わず心の中でつぶやいた。

 どうせなら、集会への参加だけではなく、一回目の搬入の座り込みから参加しようと思って8時過ぎいつもの工事用ゲートについたら、どうもいつもと様子が違う。いつもならずらりと30~40人は居並ぶアルソックの警備員が、ゲートの両端に二人ずついるだけだ。「どうやら今日はたくさん集まるようだと知って、搬入をやめたらしい」、との声が聞こえてきた。

 3年前の12月14日、辺野古の埋立ては始まった。辺野古崎辺野古側の波打ち際に、わずかダンプ数台分の土砂が投入され、「辺野古着工」と、国は大々的に喧伝した。上空からの写真にみるそれは、まるで美しい素肌に浮き出た1点のシミのように消し難く心に染みついた。あの日の悔しさが、まざまざとよみがえってくる今日のゲート前。

 奇しくも、今日火曜日のゲート前行動の担当は平和運動センター・山城博治さん。3年前のあの日の説明をしながら、一瞬ことばに詰まり、周りから励ましの声が飛んだ。「がんばろう!!」苦笑いしながら、山城さんは言葉を続けた。

 「2018年の今日、埋め立ては始まった。まだわずか数パーセントとはいえ、あの美しい海は無残に埋め立てられて、元の姿ではなくなった。悔しい!!しかし、デニー知事が設計変更を不承認にして、闘いは新たな段階を迎えた。私たちはデニー知事を支えながら、ここゲート前でがんばって行こう!」

 今日は海上でもカヌー36艇、抗議船5隻が出て、同時刻に抗議行動が行われていると報告があり、ゲート前から海に向かってみんなで声を挙げエールを送った。「辺野古ブルー頑張れ!ゲート前がついてるぞ!、県民、万人がついてるぞ!」


 9:00の搬入時刻を過ぎてもダンプも来なければ、防衛局、機動隊も来ない。やはり今日は搬入はないようだ。参加各島ぐるみや、グループのあいさつ、歌など一通りアピール行動を行い、10時過ぎにはテントに戻って集会を続けることになった。

 今日は通常の抗議行動の延長線上での集会となったので、県民大行動のように政治家の方々の型どおりの挨拶などはなく、主催者あいさつの後は、参加した地域島ぐるみ会議や、高江、安和、塩川など各現場などの活動報告が生き生きと伝えられた。

 

 

 

 

 県外からは、コロナ禍で途絶えていた郵政シルバーユニオンの皆さんが2年ぶりに20名での参加という。

  

 

 

 

 

 

                               

 

 知念良吉さんのうたやドローンプロジェクト・奥間政則さんが報告。今日の沖縄タイムスは奥間さんがドローンで撮り続けたこの三年間の映像で、刻々姿を変えていく辺野古の海の様子を特集している。

 山城博治さん発案のゲート前名物辺野古ダンス。

 集会には海上行動に60名余、ゲート前に220名、計280が参加、最後はにぎやかにカチャーシーで締めくくられた。

 

          

 

2021年12月14日リンクURL