知事の「設計変更不承認」を支持し 日米両政府に辺野古新基地建設即時断念を求める県民集会

 今日(3日)午後6時から、県庁前の県民広場で開かれた県民集会には500名余が参加、知事の決断を支持し共に闘う決意を新たにした。

 オール沖縄会議新里米吉共同代表は開会のあいさつの中で、これまで辺野古新基地建設に反対してきた県民の闘いを振り返り、「沖縄全市町村長、議会議長が揃って上京し、政府に建白書を突き付け、県民投票、各種選挙で民意を示して来た。

 銀座をデモ行進したとき”売国奴””ドブネズミ”と罵声を浴びせられても、あらゆる困難を闘い貫いてきた。改めて玉城知事が打ち出した不承認の決断を強く支持し、共に闘おう」と決意を述べた。

 さらに、国会議員代表、県議会代表、島ぐるみ会議の北部、中部、南部の各グロック代表が次々と登壇、「工事着工の3年も前に軟弱地盤があることを知りながら、その事実を隠蔽して工事を進めてきた国の行為は、欠陥住宅をつくり続ける建築業者のようなものだ。米国環境NGOが日本で唯一認めたホープスポット希望の海・辺野古は世界の宝、その海を守り抜く」と、それぞれに熱く決意を語った。

 集会は「新基地建設の設計変更は科学的にもは破綻している。法律の基準に適合していない。政府は沖縄の民意を尊重し、沖縄を犠牲にした安全保障政策は直ちにやめるべきである。軍事的抑止力から平和憲法に基づく外交努力へ安全保障の舵を切るべきである。日米政府は沖縄県知事の「設計変更不承認」を受け入れ辺野古新基地建設を即時断念せよ」との集会決議を採択して、デモ行進に移った。

 デモ行進は県庁前から国際通りを縦断、牧志ウガンで流れ解散となった。途中沿道ではデモ行進に手を振り、拍手する市民の姿も見られた。

  この日同じ時間に国会前でも、沖縄の県民集会に呼応して集会が開かれ、沖縄会場とネットで結んでメッセージの交換が行われた。

 

 

2021年12月3日リンクURL