核兵器は「非人道・絶対悪」~広島の平和宣言に感動! 長崎の平和宣言も安倍政権を痛烈批判!!

昨日(6日)は広島原爆の日」原爆の日 広島
松井一美広島市長の平和宣言に感動した。

 

同席した安倍総理の面前で
毅然として国の安全保障政策やエネルギー政策(原発)を批判し
あるべき姿を示した。

平和宣言は、被爆者の体験を具体的に述べたうえで
 無差別に罪もない多くの市民の命を奪い、人々の人生をも一変させ、
また、終生にわたり心身を苛み続ける原爆は、 非人道の極みであり「絶対悪」です。
原爆の地獄を知る被爆者は、その「絶対悪」に挑んできています。
自らが悲惨な体験をしたからこそ、
ほかの誰にも「私のような残酷な目に合わせてはならない」と
被爆当時14歳の男性は訴えます。

地球を愛し、人々を愛する気持ちを世界の人々が共有するならば
戦争を避けることは決して夢ではない。 と断言、

続けて
被爆者は平均年齢87歳を超えた今も、平和への思いを訴え続け、
世界の人々が、その思いを共有し、進むべき道を正しく選択するよう願ってやみません。

灯篭流し 

 

私たちは、苦しみや悲しみを乗り越えてきた多くの被爆者の願いに応え、  核兵器廃絶に取り組むための原動力とならねばなりません。と, 決意を示した。

 

さらに呼びかける言葉が圧巻。
 世界の為政者の皆さん、いつまで、疑心暗鬼に陥っているのですか。
威嚇によって国の安全を守り続けることができると思っているのですか。
広島を訪れ、被爆者の思いに接し、過去にとらわれず人類の未来を見据えて
信頼と対話に基づく安全保障体制への変換を決断すべきではないですか。

沖縄も同感!私たちもいつも言い続けていることばだ。

ヒロシマは、日本国憲法が掲げる崇高な平和主義を体現する地であると同時に、
人類の進むべき道を示す地でもあります。

これは、明らかに昨年10月、国連が発表した「核拡散防止条約」
アメリカに連動して、署名を拒否した日本政府への批判である。
重ねて、

今、核兵器の非人道性を踏まえ、廃絶を訴える国が着実に増加しています。
米国のオバマ大統領は核兵器の追加削減をロシアに呼びかけ核軍縮の決意を表明しました。
そうした中で、日本政府が進めているインドとの原子力協定  核兵器の廃絶する上では障害となりかねません。
ヒロシマは、日本政府が核廃絶を目指す国々との連携を強化することを求めます。

世界の流れとは逆行し、福島の事故も終息しないまま、
原発輸出しようとする日本国のあり方に釘をさした。

3.11の被災地に向けては
被災地の困難を知る広島市民は被災者の皆さんの思いに寄り添い、応援し続けます。
そして、日本政府が国民の暮らしと安全を優先した責任あるエネルギー政策を
早期に構築し、実行することを強く求めます。

テレビ中継を見ながら、沖縄のおかれている状況に思いを重ね、思わず拍手した素晴らしい平和宣言だった。涙が出た。

原発は、もう一つの核爆弾」だと、私は思う。

それにしても、広島市長の後に登壇した安倍総理の、官僚が書いた文章をただ読み上げるだけの
魂のないあいさつは、白々しい言葉がむなしくヒロシマの青い空に消えていった。

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<迷彩服に身を固め、戦車の上から自衛隊(将来の国防軍)の指揮をする安倍総理。彼が憲法を変えて目指すのはこれである>

 

また、9日、長崎市長も平和宣言で安倍政権の憲法改悪、原発再稼働、原発輸出、核拡散防止条約への署名拒否をなどあげ、「世界の期待を裏切り、被爆国としての原点に反する。日本政府には、被爆国としての原点に返ることを求めます」と二度も繰り返し、明確な言葉で、戦争への道を突き進む国の政策を批判した。

 

2013年8月7日リンクURL