埋め立ては まだ3.38%! ~ 今日(11日)の辺野古 ①

 早朝は曇天だったが、昼前から穏やかに晴れて、ポカポカ小春日和の今日(11日)の辺野古。

 昨日から明日12日まで、米軍基地はベテランズデーということで休日と聞いていたが、バスが辺野古に着いてすぐに、武装した軍車両が、次々とキャンプシュワブから出ていくのが確認された。

 この不気味な風体は、いつ見ても気持ちがいいものではない。

 これまでに辺野古の海に埋め立て土砂を運んだダンプの数が、実に27万3千700台にのぼったという。

 膨大な数だが、それでも辺野古に投入される埋め立て土砂の総量2020万立方㍍からすると、まだ3.38%に過ぎないという報告である。ため息が出るが、「まだ止められる!」と希望も湧いてくる。

 GoGoキャンペーンの開始に伴い、ゲート前も県外からの参加が増えつつあるが、抗議行動を指揮するオール沖縄会議は、闘いの進め方に苦悩する。毎日ゲート前に座り込む県民への配慮は勿論、「県外からの参加自粛を解除してほしい」との要望が各方面から寄せられているからだ。

 もし、闘いの現場から感染者がでれば、ゲート前、安和、塩川での抗議行動の中止を余儀なくされる。それだけではない。自らも病と闘いながら現場闘争部会長として抗議行動を先頭に立って指揮する山城博治さん。ゲート前の座り込みは高齢者も多い。感染すれば命の危機に直結する。

 10月以降感染率日本一が続く沖縄だが、これは県外、国外から持ち込まれ広がっているいることは明らか。「現に来てくださっている県外参加者は拒んではいない。しかし、まだ自粛要請は解除はできない」と山城さん。

 

 また、平和市民連絡会の北上田毅さんが、工事の現状や設計変更申請の審査の進捗などについての報告もあったが、長くなりそうなので、それは別項で紹介する。

 久々に大城敬人名護市議もゲート前に姿を見せた。心臓に持病を抱える大城さんはドクターストップがかかり、しばらく足が遠のいていたが、辺野古新基地建設の重大局面で名護市の対応が今後に大きな影響を与えるとして、近況報告に駆け付けた。

 国は、名護市に直接2人の官僚を送り込んで、市の行政を監視しているそうだ。

 今日も最大50人以上が座り込で抗議した。

 

 

 

 

 

2020年11月12日リンクURL