安和桟橋にカヌー66艇結集 ~ 土砂搬出一年 安和海上大行動&連帯集会

 琉球セメント安和桟橋から土砂の搬出が始まってから1年目の今日(12月3日)、安和桟橋で抗議の海上大行動が取り組まれ、午前11時から連帯する集会が行われた。(安和桟橋は目的外使用、赤土防止条例違反などいくつもの違反、違法を重ね、沖縄県の改善命令をも無視して搬出が強行されている) 

 那覇を午前8時に出発、9時35分安和に到着すると、すでにカヌーが次々と結集していた。集会までにはまだ間があるので、ゲート前での抗議行動に参加。いつもは桟橋構内で控えている機動隊が、今日は前面にでて、規制を始めていた。

 

 それでも、抗議の人たちがゲート前をゆっくり歩くことで、赤土を満載したダンプは、信号が変わるごとに一台しか中に入れない。順法闘争・牛歩戦術が搬入を遅らせる効果を上げている。

 11時、海上大行動&連帯集会開催。次々海に繰り出してゆくカラフルなカヌーが、青い海に映えて美しい。 

 海上にはカヌー66艇、ゴムボート3隻、抗議船一隻の乗員メンバー総勢88名が、

 海上行動に呼応して、岸壁には150人が結集した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 主催者であるヘリ基地反対協の安次富浩さんと、オール沖縄会議の稲嶺進さんがそれぞれ挨拶。いくつもある抗議行動の現場の中でも、一番厳しい行動を強いられるカヌーチームの力強い働きを称えた。

海上からは、カヌーチームの代表二人が、激励に応えてあいさつした。

 この日、大規模な海上行動を警戒して、運搬船への土砂の積み込みはなく、桟橋には他の大型船が接岸していた。

 海上での船による搬出はなくても、構内に赤土を搬入するダンプが絶え間なく出入りし、道路反対側からも赤土の山が見えるほどに積み上げられていった。

 集会は約1時間で終了したが、那覇からバスで参加した私たちは午後もゲート前で行動を続け、午後3時に帰途に就いた。

 

2019年12月3日リンクURL