最終日の那覇市公設市場 ~ 建て替えのため閉鎖

「 県民の台所」と称され愛されて来た那覇市の第一公設市場が、老朽化による建て替えのため、16日閉鎖された。

 新市場が完成する2022年4月までは、すぐ近くの賑わい広場に完成したプレハブの仮設市場に移転、7月1日にオープンする。

 閉店間際(午後5時過ぎ)の那覇公設市場は、多くの観光客に交じって、沖縄地元の人たちも別れを惜しんで最後の買い物に駆け付け、歩くのも大変なほどの人の波。

 観光客に人気のお魚コーナーの店舗はすでに全部の店の商品が片付けられ、人影もなかったが、お肉の店がまだ営業を続けていた。

地元の常連さんが買い物に来て、目をうるうるさせながら、店主とお互いにお礼を言い合う様子を、テレビカメラが追っかけ取材していた。

この後午後6時から城間那覇市長も駆け付け店じまいのセレモニーが行われたようだ。(残念ながら、帰宅を急いでいたので、そこまでは見届けられなかった)

中の喧騒とは裏腹に、移転の張り紙がどこか寂し気な入り口ドア。(私の気持ちの反映か?)願わくば建て替え後の新市場が、これまで以上に県民や観光客に愛される魅力ある市場として再開されますよう祈るばかり。

 建て替え後どこにでもある商店街になってしまい、すっかり魅力も人気も失った農連市場の二の舞だけはしてほしくないと思う。

 

2019年6月17日リンクURL