日本国民の税金で、なんで米軍基地なの? ~ 水曜集中行動日の安和桟橋

今日(2月30日)も、中城湾に昇る大きな太陽のエネルギーに励まされながら安和に向かう。

8:00過ぎ、安和に到着すると、すでにトラックの赤土搬入は始まっていた。

息つく暇もなく、早速、桟橋のゲート前をひたすら歩き続ける。

赤信号でもお構いなく、強引に突っ込んでくるダンプ。

警察は、私たちは規制するが、信号無視のダンプには注意もしない。むしろ誘導して中に入れようとする。

私たちが納めた税金、使うべきは「福祉でしょ!教育費でしょ!」

横断歩道をゆっくり渡るのも、作戦の一つ。牛歩戦術が功を奏して、いつもの三分の一以下にダンプの数を減らした。一隻の運搬船にダンプ270台分の土砂が積めるそうだが、今日は午前中4時間でまだ120台しか入っていないので、運搬船が出港できない状態のままお昼時間を迎えた。

いつもより30分早くダンプが途切れたのでミニ集会が開かれた。

連日安和桟橋で過酷な抗議行動を頑張っている本部島ぐるみの皆さん。「いつもは少人数だが、今日のように大勢集まってくれると元気が出ます!」

沖縄市からやってくる彼女は92歳。毎日辺野古か安和に必ずいらっしゃる。「皆さんは私のことを、92歳になったとか100歳とかおっしゃるが、私はまだ60歳のつもり。あと30年は頑張れる。10年以上辺野古に通っているが、そのおかげでこの年になっても、身体は丈夫、どこも悪いところはない。悪いのは頭だけ(笑)私の目の黒いうちは、戦争に使う基地なんぞ、絶対に造らせない」と意気盛ん。

実際、私たちでも牛歩といえども6~7時間もあるき続けていると、へとへとになるが、彼女は平気な顔で、私たちと同じように歩き続けている。恐れ入りました。

お昼時間、バナナやサーターアンダギー、温かいぜんざいの差し入れがうれしい。

海を見ながらお弁当。辺野古ブルーは砂浜で作戦会議かな?今日はまだ運搬船が出港できないので、カヌーチームの本格的な出番はこれから。

午後もきっちり1時から抗議行動が始まった。

桟橋入り口に列をなすダンプトラック。

午前中の遅れを取り戻そうと、赤信号を強引に突っ込んでいくダンプ。積んでいるのは赤土だ。これを防衛局は「岩ズリ」だと詭弁を弄する。

東京から来た若者。「あべヤメロ音頭」という楽しい歌とパフォーマンスで人々を激励。右太郎さんというそうな。「名前は右でも、考えは左です」。

14:45、トラックの搬入が止まった。まだ運搬船は満杯になっていない。ついに今日は一隻も出港出来なかったか?

船は満杯にならなくても、出港する可能性もあるので、今度はカヌーチーム・辺野古ブルーが、船の錨にしがみついて出港を止めていた。海保に引きはがされ拘束されても、また頑張るカヌーチームに、陸からみんなで声援を送る。

15:30、那覇からのメンバーは、カヌーチームの頑張りを最後まで見届けることができないまま、バスで岐路に着いた。

(追記:カヌーメンバーが全員海保に拘束され、15:45分運搬船はやっと離岸し、辺野古へ向かったということです。この時間からの出港だと、辺野古での土砂の陸揚げは翌日になる)

2019年1月30日リンクURL