詭弁!法律無視!やりたい放題! ~ 防衛局、安和桟橋から土砂搬出再開

辺野古から、名護市の端っこ安和までは車でおよそ30分。昼食もそこそこに12:30出発、13時には、安和桟橋に到着した。

 先週土曜日に来た時には一人しかいなかった警備員が、入り口と出口にそれぞれ十数名、「アリ一匹通さぬぞ」とばかりに整列していた。

私たちも負けずに,彼らの前に座り込んだ。

いつもながら、先頭に立つのは女性たち。

防衛局の職員数名が港の中へ入ろうとするのを阻止しようと、ゲート前で押し合いになった。20分ほど押し合い圧し合いの後、2度に分けて十数名が入った。

午後3時前、防衛局の職員に続いて、道向かいの琉球セメント(株)の構内から機動隊が出てきた。彼らが来るということは、積出作業のためのトラックが入るということである。

すぐにごぼう抜きが始まり、道端に造られたにわか作りの機動隊の檻の中に囲われてしまった。

目の前を次々と土砂を積んだトラックが入っていく。昨日、手続きの不備を認めて中止したばかりなのに、わずか1日で、いつたい何を根拠に作業再開できるというのか!

立ちふさがる防衛局の職員に大きな声で抗議をしながら、まさか!と思いながら駆け付けたが、ありえない出来事に悔しさのあまり泣き出す女性たちも。

港の構内では、ベルトコンベアーの入り口にどんどん土砂が運ばれ、桟橋の先端にある台船に積み込まれていった。

午後4時、防衛大臣が記者会見をして、「不備だった書類は提出したので、搬出を再開した。港に積んであった土砂は赤土防止条例違反と言われたので、使用せず、新たに運んだ土を直接ベルトコンベアーに乗せたので、条例違反ではない」と発表したという。なんという詭弁。

ここまで踏みつけにされる「沖縄」は、日本にとっていったい「何?」

早朝6時半に那覇を出発して、夕方6時に那覇へ戻ってきた。実に11時間半、長~い一日だった。

 

2018年12月5日リンクURL