「辺野古文子」と呼んで! ~ 今日(12月5日)の辺野古

早朝6:30の辺野古行きバスで那覇を出発。バスの中では、前日の琉球セメント安和桟橋からの違法な土砂搬出が、沖縄県の迅速な対応により、半日もせずして中止になった話題で持ちきりとなった。

安和桟橋で監視と抗議行動をしている市民らからの詳細な現場情報と、昨日平和市民連絡会が行った県庁各部署への要請行動が、県の迅速な対応に大きく寄与したことも報告された。

防衛局が県に不備な書類を提出し、その審査結果が出るのが短くても一月半かかる見通しという。それならば、年明け1月の中旬までは、土砂投入もないということになる。

朝、出発したとき那覇は雨だったので、レインコートに雨靴と、雨対策も万全にして出てきたが、辺野古に着く頃には雨は上がっていた。

心なしかみんな明るい気持ちでゲート前に座り込んだ。

宜野湾島ぐるみのメンバーは、今朝、辺野古へ来る前に、「本当に土砂搬出は止まったのか」と、確かめたくて安和桟橋に行って様子を見てきたとのこと。

昨日のように早朝からのトラックの動きはなかったものの、ゲート前の民間警備会社の人数が、辺野古ゲート前のような状況まで増えていた(先週土曜日は一人しかいなかった)という。

ほとんど毎日のように辺野古へやってくる彼は90歳をはるかに超える年齢。同じく宜野湾島ぐるみの仲間で90歳の女性もいっしょにやってくる。共に沖縄戦で多くの家族を失なった経験が行動の原点となっている。それは辺野古のマドンナ的存在88歳の島袋文子さんも同じだ。今日も元気に参加した。

県外からの参加者の多くが「文子さんは?」と聞くので、車いすで到着した彼女を、司会者が「島袋文子さんで~す」と紹介すると、すかさず文子さん、茶目っ気たっぷりに「辺野古文子で~す」と応えた。

この笑顔にみんなが励まされる。

警察車両がいつもの半分しかなく、10時前になってもトラックの動きもないことから、「今日は搬入はなさそう」との判断で、座り込みテントへ移動、各島ぐるみからの報告や、楽しく歌などが続いた。

11時過ぎ、安和桟橋から「作業再開の動きがみられる」との情報が入る。一気に緊張感が広がった。急遽、一部を辺野古へ残し、朝乗ってきた大型バスで、安和桟橋に駆け付けることになった。

 

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