辺野古新基地に反対する現職・城間市長再選~那覇市長選挙

注目の那覇市長選は21日投開票され、オール沖縄が推す現職の城間幹子氏が7万9677票を獲得し、4万2446票を得た無所属現職で前県議の翁長政俊氏=自民、公明、維新、希望推薦=をダブルスコアに近い大差で破り、再選を果たした。

辺野古新基地に反対するオール沖縄陣営にとって、知事選、豊見城市長選に引き続いての三連勝、改めて圧倒的な「辺野古NO」の民意を示した。

国は、自民・公明の候補が劣勢と知りながら、那覇市長選挙直前に辺野古の工事再開をもくろむ行為を再開し、知事選では3回も送り込んだ人寄せパンダ・小泉進次郎氏を一度も派遣せず、公明幹部の街頭演説に全く人が集まらない(動員をかけなかった)など、「永田町の国政与党は那覇市長選を捨てた」と受け取られた。

投票日先日の、パレット久茂地前のうちあげも盛り上がらず、集まった人たちも、いかにも企業動員とわかる若い男性が多く、候補者の演説にさえ拍手もまばら、一般市民らしき人々は、ほとんど見当たらなかった。

ただ、城間市政は課題も多い。大差当選におごることなく、女性の感性で幅広く市民の声を拾って、2期目の市政を作り上げてほしいと願う。

那覇子ども大綱引き(2016年)で、子供たちと一緒に童心に帰って綱を引く城間市長。このときの初心を忘れず、元教師、女性市長ならではのこの感性を持ち続けていただきたい。

 

 

2018年10月22日リンクURL