翁長雄志知事、無念の死去~辺野古NOを貫く

翁長知事の突然の訃報に誰もが「えっ!」と、言葉を失った。つい10日ほど前に、毅然と辺野古埋め立て承認の「撤回」を表明したばかりだったからだ。昨夜は無念な思いで眠れなかった県民がさぞ多かったことだろう。

残念、無念、悲痛、口惜しさ…知事とともに新基地反対を闘ってきた来た県民の思いは、どんな言葉でも言い尽くせない。命が燃え尽きる間際まで、沖縄の尊厳と未来を背負い、凛として国・安部政権と対峙してきた翁長知事。志半ばで逝く無念は、誰よりもご本人が一番無念で悔しかったに違いない。

先週土曜の集中行動日の辺野古で、山城博治さんが言った。「新基地建設に反対する私たちは、命を削ってここにいる」。ゲート前に座り込む私たち県民一人ひとりもそうだが、その言葉の向こうに翁長知事の姿を思い浮かべながら、私は聞いていた。

翁長知事が、それこそ命を懸けて闘ってきた平和な沖縄への思い、その遺志を、残された私たちはしっかりと受け継ぎ、実現させてゆかなければならない。

<写真は2015年12月2日、代執行裁判の事前集会から>

2018年8月9日リンクURL