その名の通り原産地では5月頃に咲く花なんでしょうね。沖縄では地域によってですが、1月末ごろから咲き始め、2月、3月に一番多く見かけます。
ウェディングドレスのベールののような繊細で優しい色が、見る人の気持ちも優しくしてくれます。
ヨーロッパ中部、イギリス、北アフリカから中央アジアに分布しているバラ科の植物で、北半球には800から1000種もあるそうです。和名はサンザシ。暑さに強い品種から、寒さに強い品種まで種類が豊富で、挿し木でも簡単に増やせ育てやすくので園芸初心者に人気があるようです。
小説「赤毛のアン」の主人公・アンが大好きな花で、「メイフラワーのない国に住んでいる人はかわいそう」と言っています。
花言葉は「ただ一つの恋」「君だけを愛す」「希望」など。メイフラワーと言うと、イギリスの清教徒が信仰の自由を求めアメリカに渡った時に乗っていた船「メイフラワー号」を思い浮かべます。船尾にはサンザシの花が描かれていたようです。
また、イエス・キリスト処刑の時のイバラの冠は西洋サンザシ、つまりメイフラワーの小枝だったともいわれています。
沖縄はでは春を告げる花とされています。