水曜日の担当は今年最後のとなるこの日、前日までの寒さが緩んでぽかぽか暖かい小春日和の辺野古だった。
9時前、1回目の座り込みにやってきたのは、世界的なアーチィストとして知られる照屋勇賢さん。
3月1日に「なはーと」上演予定の舞台で使う映像の撮影だそうだ。作品はモーツアルトの「魔笛」の沖縄版で、辺野古のことを含め沖縄のことを共に考える場にしたいと、舞台監督を務める勇賢さんは抱負を語った。
勇賢さんの話の直後に、予告なくいきなり飛び出す音楽とダンスで撮影は始まった。どんな作品になるのか!期待が高まる。
撮影の間にも、ゲート前の抗議行動は淡々と行われ、機動隊による強制排除は容赦なく行われた。
那覇発の2台目のバスも到着して、人数も増えた正午前、2回目の座り込み。
メインゲート前のテント横の花壇、文字道り鈴生りのパパイヤに癒される。
午後3時前、3度目の座り込みには、サンタさんもやって来た。そういえば「今日はクリスマスだった!」
サンタさんも「辺野古新基地は反対です!」できることならば、サンタさんの袋に辺野古基地を入れて、宇宙のかなたまで運んで行ってほしい。
3回目も、韓国の音楽に合わせてダンスパフォーマンス。
水曜日は今日が辺野古行動収めと思うと、代執行に始まった今年一年の激動の日々が、次々頭の中をよぎった。
今年は何回ここへ足を運んだだろうか。
今年のゲート前行動は明日で終了、正月休みに入る。行動開始は1月6日(月)。元旦には瀬嵩の浜で、平和を祈る恒例の初日の出御願が行われる。