「死ぬまでに基地のない沖縄を見たい!」 ~ 1月29日の辺野古

 この冬一番の冷え込み(最低11°~最高15°)との予報。辺野古まであと20分、陽が穏やかに昇り始めた金武湾を眺めながら辺野古へ。

 辺野古へ着くと地元の人が、「今朝は外気温5°だったよ~」と声を震わせながら自慢?した。気象台の発表は9.8度だったが、海の近い沖縄では風があるため、実際の体感温度は2~3度低くなる。

 そういえば、今日は旧正月の元日。南部地域の一部では、新暦ではなく、旧正月を祝う。子どもの頃は2度お年玉がもらえると喜んだものだ。

 メインゲート前のテントから、座り込みの現場・工事用ゲートまでは歩いて15分から20分、いつもはバスで移動するが、今日は周囲を観察しながら、一人歩いて向かった。途中フェンスの隙間から大浦湾を見ることが出来た。軟弱地盤に砂杭を打ち込むための専用船が2隻浮かんでいるのが見えた。

 一回目の座り込み、沖縄県民の辺野古での抵抗を知り、県外から沖縄に移住して来た男性。自ら作詞した「琉球流れ者」を味のある声で歌い、「私の夢は、死ぬまでに基地のない沖縄を見たい」と締めくくった。

  

 座り込みを終えてテントに戻ると、暖かい「ぜんざい」の差し入れが待っていた。冷えた身体にはなにより有難い。

 正午前、二度目の座り込みは、東京から若い女性グループ9名、那覇からの2台目のバスも到着して、50名近い人数で座り込んだ。

 

 

 

 

 

 お昼は水曜日名物の「豪華ランチバイキング」。持ってきたお弁当を出し合い分け合っていただく。サラダもデザートもコーヒーもあるフルコースだ。

テントを支える柱の根元で、リュウキュウコスミレが、小さな紫の花を風に揺らしていた。

 3回目の座り込みが始まったころから、2機のヘリが上空を旋回し始めた。(1時間以上続いた)。加えて普段めったに来ないNHKが取材に来たので「今日は、何かあるのかな?」と思った。誰か政府のオエラさんでも視察に来て上空から高見の見物でもしているのか?

 

 

 

 

 

 帰りのバスの中、大浦湾で軟弱地盤改良のための砂杭打ちが始まったとの情報が入る。NHKもヘリの旋回も腑に落ちる。

 「代執行工事開始」とか、「地盤改良捨て石投入開始」「海上作業ヤード建設開始」などと、何度同じようなことを言ってきたことか!もう誰も動揺しない。

 海底70㍍から90㍍に、7万1千本もの杭を打ち込む作業なのに、試験的な工事では1日に3本しか打ち込めなかった。しかも90㍍は世界的にも例がないという難工事。完成できるかどうかも分からない。いったいどれだけの税金と歳月がかかるのか?

 工事の始まる前から,砂杭に使う海砂を、北部東海岸の砂浜では、バキューム船で吸い取る作業で、海岸線の樹木の根がむき出しになり、砂浜が減少して海水が集落近くまで押し寄せるという被害が訴えられている。やんばるの山や大浦湾だけでなく、どこまで沖縄の自然を破壊すれば気がすむのだ!怒りが込み上げてくる。 

 辺野古の集落では、さくらが満開に。カメラの中の写真を見て、気持ちを静めた。春はもうすぐだ!と…。

 不屈の座り込み「3860日目」の辺野古から。

 

2025年1月30日リンクURL

仲村みおさん 残念! ~ 沖縄市長選

 

 仲村みお沖縄市長の誕生は実らなかった。メディアは、オール沖縄の退潮というが、そんな単純なことではないと思う。人々の考え方の多様性に、従来型の選挙戦の在り方を変えられない選挙の在り方が問われているのではないか。

 沖縄は、この後参議院選、知事選、うるま市長、浦添市長、那覇市議会など重要な選挙が続く。激変する社会変化への対応が迫られている。

 

2025年1月28日リンクURL

沖縄市長選 ~ チムグクル豊かな ”仲村みおさん” を市長に!

 昨日(25日)は、夕方5時からコザ十字路行われた沖縄市長選・仲村みお候補の打ち上げ式に参加した。

 

 選対本部共同代表の幸喜愛県議や玉城デニー知事、屋良智博衆議院議員の応援演説を受けて登壇した仲村みお候補、若手ながら堂々とした風貌と理路整然と政策を述べる弁舌には定評がある。

 打ち上げ式の場で支持者のひとり(高齢の戦争体験者)が配っていたはがきが、中村みお候補の姿を浮き上がらせる。ネットの危い情報に惑わされる昨今の選挙情勢に危機感を募らせる支持者たちの思いがあふれている。

 投票権のない市外者の私は、仲村みお市長誕生を祈るばかりだ!

    当落の判明は、今日深夜になるだろうとディアの予想である。

 

2025年1月26日リンクURL