幼虫 初確認 ~ オオゴマダラ日誌⑧

 今朝(18日)、ホウライカガミの鉢にオオゴマダラの幼虫を初確認しました。どうしてか葉っぱではなく、支柱のプラスチックにとまっています。こちらの気配を感じたのか、首をもたげてにらみつけたまま、ピクリとも動きません。なかなか威厳のある面構えです。黒地に白い縞模様と赤い斑点が鮮やか、とても目立ちます。

 まだ一匹だけですが、ヒヨドリなど野鳥に狙われないか心配。無事に育って、黄金のさなぎに、そして羽化まで見たいものです。人間は祈るしかできません。

<追記>

6月19日、二匹目が確認できました。成長が楽しみです。

2021年6月18日リンクURL

「重要土地規制法」可決・成立に怒り! ~ 今日(6月16日)の辺野古

 「重要土地法案、可決・成立」の報を背に辺野古へ向かう。気が滅入る。

 沖縄ではすでにこの悪法を先取りした状況が、特に辺野古関連の場所で頻発している。しかし、多くの国民がこの法律がいかに恐ろしいか気づくのは、ある日わが身に迫ったときであろう。それでは「時すでに遅し」である。

 2014年の7月に始まった辺野古ゲート前での座り込み抗議行動から2537日目、間もなく満7年となる。

 戦前の治安維持法を思わせる(映画やテレビドラマでしか知らないが…)この悪法の第一のターゲットはまさにこの辺野古新基地への抗議行動だろう。果たしていつまで続けることができるのだろうかと不安に襲われる。 

  今日も9:00前にはいつもの水曜日メンバーを中心に19人が座り込んだ。ただ、入った工事車両はわずかに24台。座り込んで25分、機動隊の排除警告からわずか10分足らずで一回目の抗議行動は終わった。

 

 

 

 

 

 抗議行動の周辺では早速気になる動きが目についた。工事用ゲートの周辺、座り込みテントの向かいで「測量」をする作業服の人たち。一組に「何を測っているのですか?」と聞いたが、無視された。二組目の人たちに同じ質問。「安全かどうかチェックしています。皆さんを守るために」。気のせいかマスクの下の顔が「ニャリ」とするのを感じた。

 

 12:00 に向けての二回目の座り込みは17名。ギターの伴奏付きで抵抗の歌を唄いながらダンプを待つ。しかし、12:00を過ぎてもダンプは一台もやってこない。防衛局員、機動隊の姿もない。

 実は、昨日も12:00の搬入がなかったとのこと。それではとテント下に引き揚げたら、午後2:00になっていきなりやってきたという。慌ててゲート前に駆け付けたが、間に合わず何の抵抗も受けずに入れてしまったと、悔しそうに、昨日の座り込み参加者からの報告だった。もしかしたら今日も…と思ったら案の定だった。

 

 さあ!今日も豪華にランチバイキング。食事中の話題は、やはり今朝未明可決された「重要土地規制法案」のこと。

 辺野古のことだけでなく、それぞれが読谷、金武、宜野湾、宜野座など日常的に米軍基地からの事件・事故、環境被害に悩まされている人たちがほとんど。この上にどんな基地被害が覆いかぶさってくるのか、想像するだにおぞましい。それが実感である。「食事中、消化に悪いけど…」と言いつつ、湧き上がってくる怒りは抑えがたい。

 

 午後2:00前、改めて座り込み直した。やってきたダンプは北側から一台、南側から7台だけだった。 

 法案成立に合わせて強化された監視体制。見せしめのように行われた宮城秋乃さんへの家宅捜査。こちら側も何か抵抗の手段を講じなければならないかもしれない。 

 テント前に植えた「撫順の朝顔」、すくすく育って早く花を咲かせてほしい。

 来週の水曜日は6月23日・慰霊の日に当たり、休日となるため、辺野古の抗議行動も休みとなる。

 

 

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