防衛局の「設計変更申請」は、工事が不可能ということを自ら認めたようなものだ ~ 今日 (9月9日)の辺野古

 コロナと台風と旧盆で、工事が止まり、2週間ぶりの辺野古。工事自体はひと月近く止まった状態が続いている。

 県独自のコロナ自粛規制が解け、去る月曜日から正式な抗議行動の再開3日目。土砂降りの雨の中で、9時には40人近くが座り込んだ。いや!大雨で座れず、立ったままでの「座り込み」だ。

 マイクを握った山城博治さんの第一声。「設計変更申請の広告縦覧が、昨日から始まった。防衛局が、設計変更申請をしたということは、工事が不可能だということを自ら認めたようなものだ!県外から運ぶことになっていた埋め立て土砂は、外来生物混入規制でできなくなり、県内各所から採取すると変更。軟弱地盤で杭が打てないから、工法を変更するとしているが、その可能性も見通せない。諸々工事の破綻が目に見えている」

 工事用ゲートの上の方(基地内)から高見の見物をしているのは、防衛局と 県警のお偉方のようだ。

 休息時間のテントの下では、定番の「辺野古抵抗の歌」の数々が次々飛び出し、久々ににぎやかな歌声が響いた。

 今日は県外からの参加者も2~3人見受けられたが、オール沖縄会議としては、まだ県外からの参加は控えてほしいと呼びかけている。

 正午からの2回目の座り込みは、さらに人数が増えて50名ほどになった。

 報告によると、この日本部港塩川埠頭での搬出作業はなく、台船などを接岸する準備などもなされていたとのこと。また、安和桟橋では琉球セメントの石炭船が一昨日から接岸されていて土砂運搬船は接岸できない状況だった。(今日までその状況が続く予想)。

 大浦湾では午後から台船が4~5隻戻ってきており、土砂運搬船も2隻入ってきているが午後から台船に積み替えを行ったかははっきりしない。ただ、埋立現場で土砂を運搬するダンプが入っておらず(4~50台のダンプが台風で出て行って、まだ戻っていない)ので土砂運搬の作業はできないとのことである。

 なお、今日(9日)県庁前の県民広場で行われる予定だった「設計変更申請に抗議する集会」は、悪天候のため11日に変更となった。

 

 

 

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