新基地建設に抗議して2014年の7月1日に始まった辺野古ゲート前での座り込み行動は満六年、今日から7年目に突入する。ここまで長く厳しい闘いになると、誰が想像しただろうか!
7年目初日は雨の一日だった。いまにも落ちてきそうな雨雲の下で、9時の第一回目の搬入に備えて、今日も淡々と座り込む。
6年前、独りこのゲート前での抗議行動を始めたのは、沖縄平和運動センター議長の山城博治さんだった。辺野古の浜にテントを張り、地元のおじぃおばぁが座り込んだのは それよりもさらに8年も前、そのスタートメンバーのお一人が、今も毎日車いすでゲート前に座り込む島袋文子さんである。
コロナ対策でソーシャルディスタンスを守って間隔をあけて坐り、排除にかかる警察も、近づきすぎないよう気をつけながら、まずは「自主的に移動するよう」説得を試みる。
坐りこむこちら側は、その説得を態度でかわしながら、どうしたら一分でも長く座り続けられるか工夫する。
一回目の搬入が終わり、テントに引き上げたとたんに激しく雨が降り出した。休憩しながら参加者のお話を聞く。
沖大学長も務められた環境の専門家・桜井国俊環境ネットワーク代表が、辺野古埋め立て工事の「設計概要変更申請」について解説。政府による辺野古新基地工事がいかに違法であるか、環境アセスがいかにでたらめであるかを説明。
「今月中にも沖縄県のホームページに変更申請の中身が公開される(告示・縦覧)ことになっている。国からの変更申請に対して当事者として市民が意見を述べることができる。玉城知事を支えるためにも、しっかり意見を言おう!申請書類が2200頁なので、県内・県外(全国)から2200以上の意見書を目指して活動している」と呼びかけた。
12:00二回目の座り込みは土砂降りの雨の中テントを出る。座り込んだら少し小降りになった。
工事車両を誘導してくるの県警のパトカーに「それは警察本来の仕事ではないでしょう!」とヤジが飛ぶ。
3:00の三回目は土砂降りで、座ることもできず、立ったままで!ダンプを待つ。
いつもより一日が長く感じられた今日の辺野古ゲート前行動だった。