コロナ非常事態宣言下で行われた新基地設計変更申請に市民らが憤り、今日(23日)午後、沖縄防衛局に抗議行動を行った。
平和市民連絡会が昨日急遽呼びかけ、コロナ感染を避けるため、屋外で、少人数(100名余が参加)、マスク着用、大きな声を出さない、2㍍以上離れるなどを守り、今日(23日)12:30分から沖縄防衛局前で1時間ほどの集会を持ち抗議の意思を表明、声明文を手交した。沖縄防衛局は広報局次長抗議声明を受け取った。
<抗議・要請全文>
今日(4月23日)は、沖縄の女性のトップリーダー高里鈴代さんの80歳の誕生日です。
コロナ自粛でみんなが集まって祝うことははできなかったのですが、今日も朝から平和市民連絡会の共同代表として防衛局への抗議行動に出かけるなど大忙しの鈴代さんに、女性たちの合同事務所である「すぺーす結」のスタッフ仲間が、心づくしのステキな誕生日を演出してくれました。
集まれなかった代わりに、みんなからのメッセージを集めたバースデイカードがステキです。
『鈴代さんへ♪
忘れもしません。2年前のお誕生日のことを!!
辺野古での強制排除で鎖骨と肋骨の骨折事件を!!
「骨は折れても、心は折れません!」の一言に尽きます。
周縁に置かれたモノたちの側に立って行動のできる
判断力・決断力・包容力の豊かな女性です。
先日の東京新聞の記事、「命を守るための運動で命を落とす人を出してはいけない!」カッコいいですね ♪
鈴代さんは「DV・虐待・性被害・差別・貧困」など、
あらゆる暴力と闘うフェミニストです。
80歳!おめでとうございます(*^^)v
バースデイケーキはじめ、お花や美味しい料理もたくさん届きました!!これからもお元気で、県民の、そして女性たちの先頭に立ってください!!
今朝8時40分ごろ、沖縄防衛局は軟弱地盤改良に伴う辺野古新基地の設計変更申請を、県北部土木事務所に提出した。日本中がコロナ禍で様々な社会活動を停止する中で、国は辺野古新基地の建設に関してだけは、着々と進めている。
辺野古新基地建設に反対するオール沖縄会議及び島ぐるみ会議は、今日夕方、沖縄防衛局に対し、代表による抗議を行う。
沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、防衛省は21日、軟弱地盤の改良工事に伴う設計変更を県に申請した。大浦湾側に広がる軟弱地盤の改良のため、砂で固めた杭(くい)を打ち込む工法などを追加したほか、埋め立て区域を囲ったり仕切ったりする護岸の形状を変更する。県の承認が得られた段階から米軍の使用開始まで期間を12年と見込み、埋め立てに要する7200億円を含めて総工費9300億円を見積もっている。
防衛省沖縄防衛局の職員が21日午前8時40分ごろ、名護市にある県北部土木事務所を訪れ、申請書を提出した。
米軍の使用開始までにかかる12年のうち、埋め立てなどに要する工期は9年3か月で、総工費のうち7200億円が充てられる。当初計画で資材置き場などに利用するため予定していた辺野古漁港近くの埋め立て(約5ヘクタール)は取りやめる。埋め立て土砂としてに使われる計画だった海砂もやめ、リサイクル材に切り替えるとしている。
新基地建設に反対する県の玉城デニー知事はこれを不承認とする考え。防衛省の示している工期は県の承認を起点とするため、防衛省が示した12年の期間は、実際にはさらに時間を要する見通しだ。
設計変更の申請は、北部土木事務所によると21日午前8時40分ごろ、沖縄防衛局の職員4人が同事務所を訪れ、書類を提出した。事前の連絡はなかったという。
<4月22日 琉球新報>