海は命をはぐくみ 基地は命を奪う ~ 今日(11月27日)の辺野古

 いつものように8:15分 辺野古に到着。今日真っ先に目についたのは この新しい横断幕。

「🌸桜を見る会」に引っ掛けたユーモアと 遊び心あふれる表現に、思わずクスッとしてしまった。桜は散り際の潔さが魅力なんだけど、知っているかなぁあの人は、知らんだろうなぁ。

 早朝は40人余が座り込んだ。車いすで駆け付けた島袋文子さん、いつもはメインゲート前のテントの下か、ゲートの向かいで座り込むみんなを見守っていらっしゃるが、今日は、バリロードの前にどっしりと座り込んだ。機動隊ににらみを利かせて。ゲートに座り込むのは約1年ぶりという。

 今日も県外からの参加が多数。北海道、千葉、埼玉、大阪など。

 定年後 福岡から2か月に一度、年に6回と決めて辺野古に通っているというこの方は元高校教師。「十数年続いた平和学習を目的にした沖縄への修学旅行が、3年前から中止になった。校長に談判しても”沖縄はダメ!”、教育委員会の指示、というばかり。復活を見届けられないまま定年になってしまった」と嘆いた。

 このように身の回りで、小さいようで重大な変化がたくさん起こっていることを、私たちはいつまで見逃し続けるのか!気づいたときには取り返しがつかないことになる、いや!もうなっているかもしれない、と思わされる話である。

 12時前の2回目の座り込みでは、那覇から9時発のバスが満杯(30人)で駆け付け、さらに人数が増えた。

 今日も9時、12時、15時と3回にわたってミキサー車や資材を運ぶダンプが入ったが、人々の抵抗はいつにも増して粘り強く、排除に時間がかかっていた。

 

 

 

 

 

 

 

ゲート前の道沿いに自生する「銀ネム」の花にミツバチが飛び交い、テント横の手入れが行き届いた花壇では、三色のグラデーションのハイビスカスが夏の終わりを惜しむかのように咲き誇っている。人間どもの喧騒をよそに、自然はあるがままで美しく命を輝かせている。

 

ゲート前不屈の座り込みは、年内に2000日を迎える。

 

 

 

 

 

2019年11月27日リンクURL