子や孫に顔向けできない、ウヤファーフジ(ご先祖さま)に申し訳ない ~ 今日(8月3日)の辺野古

 8月3日(土)は、毎月第一土曜日に行われる「辺野古県民大集会」の日、800人が集った。

 県民大行動の集会は11時からだが、8時過ぎにはすでに100人以上が集まり、いつものように、まずは工事用ゲートに座り込み抗議の声をあげたあと、メインゲート前のテントに移動して集会を続けた。

テントの下はすべて埋まり、路上にも人があふれた。

 11時からの集会の前に、各地域の島ぐるみや市民団体の代表がそれぞれに発言。連日辺野古新基地の建設に抗して座り込む人々の思いを「もし、辺野古に新しい基地を造らせてしまったら、次代を担う子どもたちに、孫たちに顔向けができない。ウヤファーフジ(ご先祖様)に対して申し訳が立たない」と表現した。

 

 

 

 

 

 

 

 

11:00、集会は 稲嶺進オール沖縄共同代表の柔和な挨拶で始まり、勢ぞろいした国会議員団が挨拶。

 先月の参議院選挙で、糸数慶子さんから見事「平和の一議席」のバトンを引き継いだ高良鉄美参議院議員がこれからの議員活動の抱負を述べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

先輩の伊波洋一議員は、「会派 沖縄の風に憲法の専門家である高良さんを迎えて力強い、タッグが組んで安倍総理を追い込んでいく」と。また、衆議院の屋良智博議員は「わずか3か月で後輩ができた」と喜んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

赤嶺政賢衆議院議員は、「安倍内閣の改憲勢力が三分の二に達しなかったことが、今回の選挙の大きな成果。それは野党が統一したから。それができたのは私たちが辺野古で座り込んでいるからだ。来る衆議院選挙も全国で野党共闘を実現させよう」と呼びかけた。

 名づけ名人の照屋寛徳議員は、「ハンカチ王子、はにかみ王子などいろいろな王子がいるが、安倍総理にハジチラー王子(恥知らず王子)と命名した」と発表。「恥を知らないからどんなことをしても、なかなか倒すことができない。私たちがもっと力を合わせていかなければ」と戒めた。

 

 

 

 

 

 

県議団各会派の決意表明の後、シンガポールの学生たちが発言。「沖縄をいろいろな側面から調査、一冊の本にまとめて発表、沖縄の問題をシンガポールでも広めたい」という。

 この日一番の喝采を浴びたのは、米オレゴン州から来た沖縄にルーツを持つ7歳の少女・りなちゃん。自ら発言を求め、「海が死ねば人間も、いろいろな生き物も死ぬ。海は命の源です。辺野古の海を埋めないで!みんなで海を守ろう」と、沖縄の青い海のように澄み切った声で訴えた。

最後はオール沖縄式バンザイで集会を締めくくった。

タッピラカス⇒ぶっ潰すの意

 道路向かいの基地の中から軍警が、集会での市民の発言を逐一書き留めていた。どこへ誰へ報告するのか?

 

2019年8月4日リンクURL

土砂降りの雨の中で抗議 ~ 今日(8月2日)の安和桟橋

 午前4:30分、目覚ましのベルよりでっかい音のカミナリと稲光に起こされる。
7:00、降ったりやんだりの空模様の中、県庁前(那覇)をバスで出発。


 8:00過ぎ、許田インターを降り、雨にかすむ名護湾を左手に見ながら安和へと進む。

 8:30、安和桟橋に到着。ゲートから入るダンプはいつもより極端に少ないが、桟橋構内に山積みされた赤土が、警察車両に守られて、ピストン運航でベルトコンベアーへと運ばれている。

 あまりにも激しい雨にダンプも途切れたので、私たちも木陰で雨宿り。安和のゲート前は、辺野古のように雨をよけるテントはない。路肩の植栽の木陰が少々だが雨を遮ってくれる。

 正午前、晴れ間を縫って午前中の行動を締めくくる集会、昼食休憩に入る。

 昼食の途中から傘をさしても防げないほどの土砂降りと激しいカミナリに見舞われる。「本島北部に大雨・雷警報が出た。危険なので作業を中止する。抗議行動もやめるように」と県警から要請が入る。ずぶぬれになりながら片付けを済ませ、13:30安和を離れた。

辺野古行動今後の日程>

 ◇明日3日(土)は月一の辺野古県民大行動の日

 ◇8月10日(土)から18日(日)までの9日間、すべての辺野古関連抗議行動はお盆休みで休止となる。

2019年8月2日リンクURL

世界中に勇気を与えている ~ オール沖縄をIPBの加盟団体として迎えたい

 ドイツを拠点に活動する世界的な平和団体「国際平和ビューロー(IPB)のライナー・ブラウン代表が30日、辺野古を訪れ、座り込みの抗議を続けている市民らに「皆さんの行動は世界中に勇気を与えている。皆さんの勝利は世界の勝利。共に頑張ろう」と激励した。

 また、31日に開かれたシンポジウムで、オール沖縄会議をIPBの加盟団体としてして迎える考えを明らかにした。

 

 IPBは、世界70カ国に300の組織を持つ国際的な平和団体で、ノーベル平和賞受賞者が多数参加している他、IPB自体もノーベル平和賞を受賞している。

 2017年に、辺野古の新基地建設に反対して抵抗を続けているオール沖縄会議を高く評価し、「マクブライド平和賞」を授与している。

2019年8月1日リンクURL