このニュースを読んだ広島在住の知り合いから、こんなメールが届きました。
「今日の新聞に、「憲法9条 ノーベル平和賞候補に」という見出しの記事が載っていました。『こんな方法があったか』と驚きました。
「憲法9条」がノーベル平和賞候補になったということは、政府に少なからず衝撃を与えているのではないでしょうか。
市民運動が考えついた久々の快挙だと思います」
確かにうれしいニュースではあります。 9条を「邪魔だ!なくしたい!」と思っているこの国の政治の中枢にいる者たちは、 きっと苦虫をかみつぶしていることでしょう。
しかし、果たしてどれだけの日本人がこのニュースに関心を示したでしょうか?
2008年に東京で世界9条会議が開かれたとき、私も参加しました。
世界各国からの参加者200人以上、国内数万人が参加したイベントでしたが、 日本のメディアはほとんど報道しませんでした。
そのころから「9条を世界文化遺産に」とか「ノーベル賞を」という運動は行われています。
その会議で、外国の参加者からは「憲法9条は日本人にはもったいない」と言われて、 私はとてもショックでした。
「日本人はせっかく戦争放棄を謳った究極の平和憲法・9条があるのに、 その価値を知らない」というのがその理由です。とても恥ずかしいと思いました。
そして、「私たちの国にも9条がほしい」と、みんな口々に言ったのです。
さらに、ショックだったのは、最近知り合いになった東京の友人に 、「9条世界会議」の話をしたところ、「キュウジョウってなんですか?」と聞き返されたことです。 普通に大学を出て、それなりのお仕事もされている方です。 これが一般的な日本人のレベルなのかもしれないと驚いたものです。
昨年10月にも関西で世界9条会議が開かれましたが、これも日本のメデァは完全に無視しています。
「9条、ノーベル賞候補に!!!!!!!」 このニュースを衝撃と受け止める感性と良心が、今の日本の為政者に残っていることを祈るばかりです。