またもや起きた米兵士による性暴力事件

 またもや米海兵隊員による女性への性暴力事件が発生した。被害女性の通報により駆けつけた警察官を突き飛ばしたとして公務執行妨害で逮捕・拘束されていたキャンプ・コートニー所属の海兵隊員が、去る12日、強制わいせつの容疑で再逮捕されたことで、事件が明らかになった。

 沖縄では、2016年のうるま市における元海兵隊員による20歳の女性殺害事件や、19年の北谷町での米海軍兵士による女性殺害事件の記憶もいまだ生々しく、被害に会った女性にとって、屈強な米兵士に突然抑え込まれ、強引に身体に触られることが、いかに命の危険に恐怖する状況であったか、想像を絶する。

 

 

 そもそも軍隊による女性への暴力は、力によって相手を支配するという軍事主義に内在する構造的暴力と、その根底にある女性差別によって引き起こされる。基地・軍隊がある限り女性への暴力はなくならない。

 基地・軍隊が集中して配備されている沖縄では、このような軍隊による女性への暴力事件が、戦後ずっと起こり続けてきた。よって沖縄の女性たちは、あらゆる暴力の根源である基地・軍隊の、沖縄からの撤退を求め続けている。

 

 

2021年2月13日リンクURL

やっぱり! 辺野古新基地 自衛隊も常駐 .~ 日米が極秘合意していた

 今朝の新報・タイムス両紙の一面トップ記事。早くから懸念されていたことだが、「やっぱり  そうだったか!」。それは、驚き、怒りながらも多くの県民の抱いた思いであろう。

 「海兵隊はグアムに移駐するというのに、辺野古の新基地はなぜ必要なのか?誰が使うというのか?」と、県民は問い続けてきたが、国はのらりくらりと言い逃れてきた。国はまたもや沖縄県民をだましたのだ!

<25日 琉球新報 ↑>

 

<25日 沖縄タイムス ↑>

 

 

 

2021年1月25日リンクURL

オール沖縄会議 基地閉鎖を求める ~ 辺野古基地コロナクラスター 発生に

<↓ 琉球新報 1月23日>

 

2021年1月21日  

 

沖縄防衛局長 田中利則 様

 

クラスター発生のキャンプ・シュワブについて

緊急事態宣言中の基地閉鎖と基地建設工事中断の要請

 

 1月20日、沖縄県内での新型コロナウイルスの新規感染者が111人、米軍関係者は46人で、そのうち43人がキャンプ・シュワブに所属していた。

県内では1月に入り新規感染者数が急増し、沖縄県は3回目の緊急事態宣言を19日行った。20日現在、感染者数の累計は6691人となり、病床占有率など4つの指標が感染蔓延期になり医療崩壊に瀕している。

 

緊急事態宣言で県民が不要不急の外出自粛や職場への出勤7割減などを求められた生活の中で、辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議は、抗議への参加者から誰一人感染者を出さないために活動の休止を決定した。基地建設が続く中での活動休止は断腸の思いだが、人命優先で感染拡大防止に努めるのは当然である。

 

一方で、クラスターが発生したキャンプ・シュワブは閉鎖されず沿岸部の基地建設は続いている。キャンプ・シュワブに入る多くの工事関係者や防衛局の職員、県警、警備員および基地従業員は、基地の外にある自宅や商業施設へも行来する。例え基地内で感染防止策を講じていたとしても万全ではない。20日迄の在沖米軍関係者の感染者は累計で868人となった。

 

県全域で新型コロナウイルスの「爆発的感染拡大」が続く緊急事態宣言中、誰もが無症状のうちにウイルスを拡散させる怖れがある。基地内外の感染拡大を抑えるために、下記要請する。

 

 

 

1 緊急事態宣言中、特にクラスター発生の基地と県民の生活圏の間での人の移動を止めるため、キャンプ・シュワブを閉鎖し、辺野古新基地建設工事を直ちに中断すること

以上

 

うりずんの会(国会議員団)       

衆議院議員   参議院議員        

照屋 寛徳   伊波 洋一         

赤嶺 政賢   髙良 鉄美

屋良 朝博

オール沖縄会議(共同代表)

  稲嶺 進   高里 鈴代

  親川 盛一  照屋 義実

  金城 徹   大城 紀夫

                                  新里 米吉

2021年1月23日リンクURL