まっすぐ前を見て堂々と対面した翁長知事に
目をそらし、握手する手も腰が引けている菅官房長官。
翁長・菅会談を報じる地元新聞の写真は、どの場面からも
県民の民意を後ろ盾にした翁長知事のゆるぎない決意が
にじみ出ていた。
会談は、側近(副知事など)も同席させたいという沖縄側の強い申し入れを拒否し、二人っきりで1時間にわたって行われた。冒頭の5分だけ報道陣に公開される予定だったが、翁長知事の溢れる思いは止まらず、実際には30分ちかくにわたったという。
その中で翁長知事は「普天間飛行場は銃剣とブルドーザーで奪われた土地。自ら奪っておいて、世界一危険な基地だからその除去のために沖縄が負担しろ、お前たち辺野古に反対なら代替案は持っているのか、日本の安全保障はどう考えているのか、と、こんな話がされること自体が日本の国の政治の堕落ではないかと、私は思っております」と述べ
「この70年間、沖縄の基地問題の解決に向けて、国はどれだけ頑張ってきたのか?その責任はどうなるのか」と、菅官房長官を問い詰めたということです。(沖縄タイムス 6日)