権力の違法行為続く高江(10月15日)~土曜集中行動日

15日は土曜集中行動日で、延べ250人の結集により、工事現場への砂利搬入を止めることができたが、メインゲート内の砂利集積へ40台分の砂利が運ばれたとの情報。これらの砂利が、月曜日以降N1ゲートから中に運ばれるとみられる。

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連日、県外からの参加者も多い。福島の原発事故の被災者の方が、辺野古・高江へ来られる方が多いのにはいつも頭が下がる。為政者によって痛みを押し付けられている者同士、通じ合うものがあるからだろうか。

県内もそうだが、特に県外からの参加者は団体や組織というより、一個人としての参加が多いことに、これまでの様々な抵抗運動との違いを感じさせる。

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学習院大学の学生7名が、環境問題の学習の旅の一環で、高江を訪れた。集会で発言する人たちの話を聞いて何を感じるのか、若者たちの瑞々しい感性に期待したい。

DVC00042.JPG もう20年近く、辺野古や高江で毎日座り込みを続ける日本山妙法寺の皆さん。

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様々なありえない違法・無法状態の「国家権力の横暴」が続く高江で、また新たな違法行為が明らかにされた。毎日のように50~60台のダンプが、延々と一時間以上もかけて県道を走行し、警察に守られて基地の中へ入っていくが、その7割の車両が道路交通法やダンプトラックを規制する法律に抵触する違法な車両であるということである。

これまで何度も、現場で市民たちが違法性を訴えても、警察は無視し続けてきたが、15日、ついに新聞で大々的に報道された。本来、そういう違法車両を取り締まるべき、道路の管理事務所や警察が、その違法車両を護送しているわけだから、犯罪ほう助と言われても否定できないであろう。

DVC00047.JPG土砂降りの雨の中で、座り込み・集会は午後3時まで続けられた。

DVC00044.JPG延々と続く県外機動隊の警察車両の列が、片道一車線しかない県道を埋め尽くす。

2016年10月17日リンクURL

今日(10月14日)の辺野古

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金曜日は毎週、各地での抗議行動が重なり、少人数が予想されるため、「ならば私は辺野古へ行こう」と、この曜日にこだわって来てくださる方々がほぼ常連化している。
今週も、いつもの十数人でスタート。

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少人数ながら粘り強く抵抗して、一度目は機動隊に排除されたが、二度目、三度目は機動隊が出てくる前に、武装した米兵を満載した軍車両をUターンさせた。

昼前から雨風が強まり、テントの下での行動に切り替える。

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名古屋から参加した女性が三線で歌を披露。名古屋では毎週土曜日に、高江の問題をアピールする「名古屋行動」を行っているという。また、「高江」の問題などは、全国メディアがほとんど報道しないので、沖縄の新聞を購読し、それをラミネートしてパネルをつくり展示する活動も行っているとのこと。

名古屋付近の皆さん!この活動を見かけましたら是非足を止めて、声をかけてください。できましたら一緒にご参加を!!

2016年10月14日リンクURL

高江集中行動日~250人の結集で工事車両を止める

8日(土)は集中行動日。午前5時に那覇を出発して、私たちがN1ゲート前に着いた7時半にはすでに集会は始まっていた。
相手もはなっからあきらめているのか、ゲート前では全く工事車両の動きがなかった。

DVC00084.JPG それでも、いつ工事車両がやってきて、機動隊との攻防が始まるかわからないので、まずはケガがないように柔軟体操で体をほぐす。

DVC00077.JPG連日、県外からの参加者も多い。

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権力はみみっちいことがお好きで、大型警察車両を二重駐車して、人々が集まるスペースを奪う。この二重駐車こそ道交法違反ではないのか!

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菅官房長官が来沖中で、もしかしたら、高江にもヘリでやってくるかもしれないとの情報。果たして午前の集会を終えようとした頃、一機の自衛隊ヘリが上空に現れた。みんなで一斉に抗議の声をあげた。

昼食休憩をはさんで、午後からN1近くの森の中に入るメンバーの募集が行われたので、私も手を挙げた。「かなりのアップダウンがあり、ロープ使って上り下りする場所もあるので、体力に自信がない人は遠慮してほしい」との忠告もあったが、それでも100以上の人達が、森の中に入ることを希望した。ほとんどが60代、70代の女性たちで、最高齢者は80歳だった。

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DVC00067.JPGこの鉄条網を越えると米軍提供地域。逮捕もあり得るという政府の脅しも何のその、誰も臆しはしない。

DVC00053.JPGお互いに声を掛け合いながら、道なき道を行くこと30分余。N1の作業ヤード付近でおよそ150人の機動隊が待ち構えていた。

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DVC00059.JPG 機動隊の向こうに重機や積み上げられた土砂が見える。この作業ヤードまで10トントラックで運ばれた土砂はここで降ろされ、4トントラックに積み替えられて、さらに奥にあるH地区やG地区の作業現場まで運ばれるとのこと。

この行動は、 N,G地区の作業現場で抗議行動をするには、険しい山道を1時間以上歩かなければいけないが、ここから運ばれる土砂運搬の車両を止めることも、今後は大切になってくる。ここまでならかなりの人たちがやって来れるし、ここで機動隊を釘付けにすることで、N,G地区で抗議する人たちの側面的な助けになるとの判断である。

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DVC00061.JPGここは提供地域内なので、機動隊も市民には手出しができない。双方で30分ほどにらみ合いを続けたあと、私たちは引き返した。

DVC00055.JPG 直径1メートルはあろうかと思われる木の根っこが何本も無残に切り倒され、道端に転がされていた。これだけの大木になるのに何十年かかったであろうか。胸が痛い。

 

2016年10月9日リンクURL