台風ニモ負ケズ ~ 今日(8月7日)の辺野古

台風10号が先島地方に接近している。

7:00、時折り、大きな雨粒が叩きつけるように降ってくる中を辺野古へ向かう。

8:25、辺野古へ着くと、座り込みテントは一部を残して、台風対策のため屋根のビニールシートが片付けられていた。

 

 辺野古に影響を与えた今年2個目の台風接近である。 

 それでも、工事車両が入る気配があり、ゲートにすわりこんだ。(椅子が濡れていて座れないので、正確にはスタンディングといったほうがいいのかな?)

 

さすがに今日は人数が少なく、20数人。機動隊がやってきて排除が始まる。

 

 私たちが排除された後には、民間の警備員がスタンディング。ただし彼らが止めるのは工事車両ではなく、抗議する人たち(私たち市民)である!

左側からは貨物車が、右側からは琉球セメントの生コン車が、合わせて30数台入っていった。

 雨も風もどんどん激しくなってきたので、一回目の搬入が終わったところで、抗議行動を中止することになった。

 みんなで、のぼりやテントの片づけを行い、10時過ぎ辺野古を後にした。台風が最接近する明日、明後日の抗議行動も中止を決断、辺野古をはじめ、安和、本部塩川港も共に10日からのお盆休みを含め11日間の長い休みとなる。

 

 

2019年8月7日リンクURL

子や孫に顔向けできない、ウヤファーフジ(ご先祖さま)に申し訳ない ~ 今日(8月3日)の辺野古

 8月3日(土)は、毎月第一土曜日に行われる「辺野古県民大集会」の日、800人が集った。

 県民大行動の集会は11時からだが、8時過ぎにはすでに100人以上が集まり、いつものように、まずは工事用ゲートに座り込み抗議の声をあげたあと、メインゲート前のテントに移動して集会を続けた。

テントの下はすべて埋まり、路上にも人があふれた。

 11時からの集会の前に、各地域の島ぐるみや市民団体の代表がそれぞれに発言。連日辺野古新基地の建設に抗して座り込む人々の思いを「もし、辺野古に新しい基地を造らせてしまったら、次代を担う子どもたちに、孫たちに顔向けができない。ウヤファーフジ(ご先祖様)に対して申し訳が立たない」と表現した。

 

 

 

 

 

 

 

 

11:00、集会は 稲嶺進オール沖縄共同代表の柔和な挨拶で始まり、勢ぞろいした国会議員団が挨拶。

 先月の参議院選挙で、糸数慶子さんから見事「平和の一議席」のバトンを引き継いだ高良鉄美参議院議員がこれからの議員活動の抱負を述べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

先輩の伊波洋一議員は、「会派 沖縄の風に憲法の専門家である高良さんを迎えて力強い、タッグが組んで安倍総理を追い込んでいく」と。また、衆議院の屋良智博議員は「わずか3か月で後輩ができた」と喜んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

赤嶺政賢衆議院議員は、「安倍内閣の改憲勢力が三分の二に達しなかったことが、今回の選挙の大きな成果。それは野党が統一したから。それができたのは私たちが辺野古で座り込んでいるからだ。来る衆議院選挙も全国で野党共闘を実現させよう」と呼びかけた。

 名づけ名人の照屋寛徳議員は、「ハンカチ王子、はにかみ王子などいろいろな王子がいるが、安倍総理にハジチラー王子(恥知らず王子)と命名した」と発表。「恥を知らないからどんなことをしても、なかなか倒すことができない。私たちがもっと力を合わせていかなければ」と戒めた。

 

 

 

 

 

 

県議団各会派の決意表明の後、シンガポールの学生たちが発言。「沖縄をいろいろな側面から調査、一冊の本にまとめて発表、沖縄の問題をシンガポールでも広めたい」という。

 この日一番の喝采を浴びたのは、米オレゴン州から来た沖縄にルーツを持つ7歳の少女・りなちゃん。自ら発言を求め、「海が死ねば人間も、いろいろな生き物も死ぬ。海は命の源です。辺野古の海を埋めないで!みんなで海を守ろう」と、沖縄の青い海のように澄み切った声で訴えた。

最後はオール沖縄式バンザイで集会を締めくくった。

タッピラカス⇒ぶっ潰すの意

 道路向かいの基地の中から軍警が、集会での市民の発言を逐一書き留めていた。どこへ誰へ報告するのか?

 

2019年8月4日リンクURL

土砂降りの雨の中で抗議 ~ 今日(8月2日)の安和桟橋

 午前4:30分、目覚ましのベルよりでっかい音のカミナリと稲光に起こされる。
7:00、降ったりやんだりの空模様の中、県庁前(那覇)をバスで出発。


 8:00過ぎ、許田インターを降り、雨にかすむ名護湾を左手に見ながら安和へと進む。

 8:30、安和桟橋に到着。ゲートから入るダンプはいつもより極端に少ないが、桟橋構内に山積みされた赤土が、警察車両に守られて、ピストン運航でベルトコンベアーへと運ばれている。

 あまりにも激しい雨にダンプも途切れたので、私たちも木陰で雨宿り。安和のゲート前は、辺野古のように雨をよけるテントはない。路肩の植栽の木陰が少々だが雨を遮ってくれる。

 正午前、晴れ間を縫って午前中の行動を締めくくる集会、昼食休憩に入る。

 昼食の途中から傘をさしても防げないほどの土砂降りと激しいカミナリに見舞われる。「本島北部に大雨・雷警報が出た。危険なので作業を中止する。抗議行動もやめるように」と県警から要請が入る。ずぶぬれになりながら片付けを済ませ、13:30安和を離れた。

辺野古行動今後の日程>

 ◇明日3日(土)は月一の辺野古県民大行動の日

 ◇8月10日(土)から18日(日)までの9日間、すべての辺野古関連抗議行動はお盆休みで休止となる。

2019年8月2日リンクURL