今日(7月19日)の辺野古~私たちも絶滅危惧種?

水曜日は集中行動日で平和市民連絡会の担当日であり、また唯一女性がゲート前の座り込み行動を指揮する日でもある。
そのため、特別な日程でもない限り水曜日はできるだけ参加するよう努めている。

これまで集中行動日には、基地内への資材や機材を積んだトラックの侵入を少なくても午前中は止めることができていたが、先週あたりから午前中も入られるようになってきた。 今日(19日)も9時過ぎと1時過ぎに機動隊による強制排除にあい、20数台のトラックとミキサー車が入った。

それでも、毎回40分以上頑張ってトラックの侵入を遅らせた。

いま辺野古へ座り込みに来る女性たちの間ではダイエット禁止!が合言葉である。重い方が排除に機動隊の人数を要し、時間もかかるからだ。私などはやせてはいないが、身体が小さいので、二人の機動隊員に両脇からヒョイと抱えられて簡単に運ばれてしまうのが悔しい!

炎天下での座り込みは過酷だ。傘をさしていてもアスファルト道路からの照り返しで、座っているだけなのに汗まみれになる。高齢者も多いので、熱中症が心配されるため、トラックが出て行ったあとは、できるだけメインゲート前のテントの下で集会を続けるよう配慮がされている。

休憩中に、テント下で驚きの発見があった。給水用の机の下からかわいらしい草花が顔を覗かせていたのを、植物に詳しい人に見てもらったところ、県の絶滅危惧種に指定されている野生の欄「エダウチヤガラ」であることが判明。

しかも、たまたまこの花のことが新聞で紹介された記事の切り抜きを持っている人がいて、二重の驚きでその場が和んだ。

 

それにしても、20年以上も国の政策に反対し続け、今なおあきらめず、こうして身体を張って権力と対峙し続けている私たち・沖縄の人々は、全国的にも類をみない極々少数派、「絶滅危惧種のようなものかもしれない」と思った次第。でも絶滅するわけにはいかない。

22日(土)は14:00~15:00、キャンプ・シュワブ基地包囲行動があります。皆さん辺野古へ来てください。

可憐な花に励まされた1109日めの辺野古でした。

 

 

2017年7月20日リンクURL

辺野古へ行こう!~7月25日・海に座る

200人が辺野古ゲート前に集まれば、機動隊のごぼう抜きに耐えることができ、工事を止めることができます。さ!あなたも辺野古へ行こう!

辺野古関連の、今後の日程です。

①嘉手納基地抗議集会

・とき:7/14(金)18:00~、・ところ:嘉手納第1ゲート(北谷町砂辺在)・主催「嘉手納爆音」など3団体。

②国連人権理事会「帰国報告会」

・とき:7/15(土)18:30~21:00・ところ:那覇市職員厚生会館ホール(那覇市新都心 在) ・報告者:山城博治、金高望(弁護士)、星野英一(琉大教授)、阿部岳(記者)、他。

③辺野古キャンプ・シュワブ包囲行動

・とき7/22(土)14:00~15:00・ところ:辺野古集落~第3ゲート(約1.5㎞)・主催:県民会議。

④県民大会

・とき8/12(土)14:00~・ところ:奥武山公園競技場・主催:「オール沖縄会議」。

翁長知事も出席の予定です。三万人規模の集会を目指しています。

 

 

 

2017年7月14日リンクURL

今日(7月12日)の辺野古~権力はミミッチイことがお好き!

集中行動日の辺野古ゲート前。今日は正午から那覇で山城博治さんたちの裁判支援事前集会がある他、高江も昨日からオスプレイが、新しいヘリパッドで飛び始めたこともあり、参加者が分散され、いつもの水曜日に比べて参加者が少ない感じがした。

座り込みの準備をしようと工事用ゲートにやってくると、ドラマなどでよく見かける「立ち入り禁止」の黄色いテープが、警察車両を囲むように張り巡らされている。


座るのに邪魔になるので、少し後ろへずらすと機動隊員がすっ飛んできた。
「ここで事件があり、現場検証がまだ済んでいないので、立ち入り禁止にしている」という。

事件とは?ナンバープレートの端が少しめくれている。

まるで「お前たちがやったんだろう!」と言わんばかりの機動隊に抗議して、いつものようにみんなで座り込んだ。

7:30に集会が始まり、間もなく機動隊の指揮官がやってきて、今度はゲートの道路向かいに設置されている救護班用の小さなテント(ブルーシートの簡易テント)を「撤去するよう警告する」との通告。

病人や怪我人が出たときの救護用テントを撤去するとは!」と抗議。しばらく警告の声と抗議の声が飛び交った。

<「警告」に抗議する市民側の責任者>

<抗議の声を無視してテントを撤去する機動隊>

 救護スペースとして設けられたわずか一坪半ほどの小さな日よけテントの設置も認めず、抗議の中を非情にも引きはがして行く機動隊。こんなミミッチイ意地悪をして何になる!

むき出しの炎天下の歩道で、緊急事態に備えて待機する救護班(現役の医師と看護師)。これまで機動隊の乱暴な強制排除によって怪我した人たちを、何十人も救急対応してきた。

<嘘つくな防衛局、負担は増えている!>

「辺野古に新基地をつくることは沖縄の負担軽減になる」とうそぶく沖縄防衛局への抗議をしてきたという女性たち。

 看板の上にさす一筋の白い光が、何やら希望を予感させる。

 3年がたち色あせていたペンキを塗り替えて綺麗になり、見る方も元気が出てくる。

今日も午前中は一台の工事車両も入れなかった。

 海では、3隻の抗議船と12艇のカヌーが、監視と抗議行動を展開している。

 不屈の座り込み1102日の辺野古より。

2017年7月12日リンクURL