県民投票を成功させよう ⑩ ~ 遠く山形で「沖縄県民投票に連帯する市民投票の動き」

県民投票を前に、沖縄の「辺野古NO」の声は、国内、世界に広がり,日々届く支援のニュースに励まされる。

山形県に住む友人から、山形市内で「沖縄県民投票に連帯する山形市民投票を!」と、活動している人がいるとのうれしい情報をいただいた。

 

 

沖縄だけがいくら頑張っても、多くの国民が「いまの日本はおかしい」と気づき、声を上げていかなければ、戦争への道ばく進中の安倍政治は変えられない。

この小さな動きが、さらに広がることを願うばかり。

昨日は所用があり、南部玉城あたりを車で走った。街中で、サトウキビ畑のあぜ道で、原野で、満開の緋寒桜と競うように、県民投票ののぼりが、心強くはためいていた。南部の島ぐるみの皆さんが頑張っている様子が目に浮かぶ。

那覇市内に住む友人からは「コンビニの前で、高校生らしき若者たちが、県民投票の模擬投票を呼びかけていた」と教えてくれた。

 

2019年2月12日リンクURL

辺野古軟弱地盤 最深90㍍ ~ いったい何年?いくら?かかるのか

国は、これまで隠し続けてきた軟弱地盤の存在を、ついに認めた。1月30日、31日の衆院代表質問で安倍総理は、「地盤改良のため70㍍の砂杭(砂の柱)6万本を、海底に打ち込む必要があり、年内にも玉城知事に設計概要変更申請の手続を行なう」と答弁した。

驚くべきことに、地盤改良工事が必要な面積は57haもの広範囲にわたり、大浦湾側の新基地面積約115haのうち約半分の広さで地盤改良工事が行なわれることになるという。これだけ広範囲で70㍍の砂杭6万本!このような大規模な工事が海底で行なわれたら、大浦湾の自然環境はどうなるのか、その影響は計り知れない。(国は、環境に影響はないと言っているが…)工事の振動による活断層への影響も懸念されている。

 しかも、先に沖縄県が試算した新基地建設の工事費2兆5千500億円、工期13年は、砂杭2万本であった。これが6万本ということは単純に3倍ということになる。これにより工事費や工期は、いったいどれだけ膨れ上がるのか?

 国にとっては難渋の軟弱地盤に、さらに追い打ちをかけるニュースが、2月7日の琉球新報一面トップを飾った。「軟弱地盤 最深90㍍」。土木専門家は「水深90㍍までの海底軟弱地盤の改良は、知るところ例がない。想像もできない」という。

<9日追記> さらに9日の琉球新報は、「砂杭の数が1万3千本増えて、合計7万6千本であることが、新たにわかった」と報じている。

県民投票を前にして、天は沖縄と平和に、味方してくれたのだろうか!

2月7日 琉球新報

2019年2月8日リンクURL

辺野古埋め立て土砂 本土がさらに沖縄を蹂躙する ~ 今日(2月6日)の安和水曜大行動

毎週水曜日は、埋め立て土砂を搬出している安和の琉球セメントの桟橋で重点的に抗議行動を行っている。今日も早朝6時半出発のバスで安和に向かった。

やんばるのサンゴ礁の海は、今日も悲しくなるほど青く澄んで美しい。人間の愚かさを吸い込んで清めてほしいと祈りたくなる。

 

 

抗議行動が激しくなると、県警の警備も執拗になってくる。抗議参加者の車を検問、免許証の提示を求める。嫌がらせ?脅し?

安和では、辺野古ゲート前のように座り込むのではなく、桟橋のゲート前を、信号に従って歩行者としてひたすら歩くだけの順法闘争。それによって桟橋に向けて右折して入ってくるダンプの数を三分の一程度に減らせる。それでも土砂を積んだトラックが信号を無視して突っ込んでくる。

よく観察していると、信号を無視して乱暴な運転をする車の会社はだいたい決まっているようだ。会社名もいかにもそれらしい。

 こんなボロっちいダンプまで総動員している。これで車検が通るのか?整備不良車ではないのか!

のろのろ歩きとはいえ、歩き通しは結構体力を消耗する。一時間か一時間半に一回、給水休憩を兼て5分から10分のミニ集会が行われた。今日は県外から参加の人たちも多かった。

県名は聞き逃したが、数名の女性グループで参加したこの女性が住む県では、来る16日に辺野古派遣支援基金を立ち上げ、「辺野古へ座り込みに行きたい」いう人を経済的に支援、継続的に人を送り出すという。素晴らしい!

神奈川県からは16名で参加。昨日は辺野古で座り込んだという。

全国辺野古土砂搬出反対協の共同代表・阿部悦子さん。沖縄県の土砂条例を改正して厳しくするよう県議会や知事に要請するのため来県。「辺野古の埋め立てに使う土砂の75%が県外から運ばれる。本土から土砂が運ばれるということは、さらに本土が沖縄を蹂躙することになる。絶対に搬出させないと、私たちも頑張っているが、有害な特定有害生物を規制する土砂条例に罰則を加えるなど厳しくすれば、さらに大きな力になる」と。

 

工夫を凝らした抗議のゼッケンは、怒りで荒みがちな目と心を楽しませてくれる。

海洋博記念公園が近いこの国道は、ひっきりなしに観光バスが行き来する。修学旅行の高校生たちがバスのガラス越しに手を振ってくれた。

海では、土砂を積んだ運搬船を離岸させないよう16艇のカヌーチーム・辺野古ブルーが頑張っていた。2:30、トラックの搬入が終わったので、今度は海岸からカヌーチームに声援を届けた。「カヌーチームがんばれ!辺野古ブルーがんばれ!」

2019年2月6日リンクURL