今こそ豚の恩返しを! ~ 女性たちがハワイ火災救援募金活動

 8日(金)は、玉城デニーを知事を支える女性の会のメンバーが呼びかけた、ハワイ・マウイ島の火災救援基金の募金活動に参加した。

 先月8日に発生した火災から一月となったこの日、県庁前県民ひろばのある交差点で、20人近い女性たちが、道行く人たちに募金を呼びかけた。

 「マウイ島の火災では、115人が亡くなり、いまだ100人余の行方不明者がいます。5000人以上の方々が避難所生活を強いられています。 県出身の人たちも多く被災しています。戦後、灰燼に帰したふるさと沖縄の復興のために、ハワイの沖縄県人が550頭の豚を船で運び、県民の窮状を救いました。いまこそその恩返しのときです。募金へのご協力お願いしま~す!」

 夕方5時の退社・退庁時間と重なり道行く人も多かったが、募金箱の前で足を止めるのは年配の方々が多かった。不自由な足を杖と押車に頼りながら買い物の途中らしい高齢の女性は、一番若い募金者に声をかけ、励ましながら募金をして下さった。

 女性たちの募金活動は、今月中にあと二回行われる予定。募金箱を見かけたときは、どうぞご協力よろしくお願いします。

 

 

2023年9月10日リンクURL

怒りを闘志にかえて ~ 9月6日の辺野古

 先週、またもやの台風接近に備えて、テントの屋根カバーを取り外していた辺野古の座り込みテント。幸い直撃は免れたが、その復旧作業はかなりの労力がいる。あれから一週間以上が経っているが、まだ修復作業が続いていた。

 この日も辺野古へ到着すると、男女関係なく、真っ先にテント復旧の作業から一日の行動が始まった。

 9:00前、一回目の座り込み。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               慣れているとはいえ、沖縄の炎天下の暑さはちょっと言葉では表現ができない。この日の直射日光は、服の上からもチリチリと肌が焼ける音が聞こえるかようだった。立秋を過ぎたというのに、沖縄の夏はまだこれからなのだ。

 その暑さをさらに熱くするのが、一昨日の理不尽極まりない最高裁判決への怒りだ。ゲート前はやり場のない怒りが滾った。


 これまで、コロナ禍を避けて、機動隊に移動を促されたら、自ら立ち上がっていたが、今日はだれもなかなか動かない。ついには機動隊に両脇をかかえられて、運ばれる人が何人も出た。

 このところ工事用ゲートをくぐる工事車両が少ない。陸からは見え難いが、どうやら先の台風で決壊した護岸の修復に手間取っているようだという。護岸が使えないと土砂の陸揚げが出来ず、積出港である安和や塩川も土砂を運ぶ先がないので、積み込み作業が止まり、抗議行動も休止が続いている。監視スタッフの説明によると、8月は、台風やお盆休みなどで、安和・塩川は、作業は全くなかったという。


 少々荒れ模様の正午前の座り込み。排除にいつもの倍以上の時間がかかっていた。


三回目、午後三時前の座り込み。理不尽な判決に「屈しない!あきらめない!」との意思表示を!といくつも新たな取り組みが紹介された。

 午後5時、那覇に戻ると、県庁前の県民広場で、戦争反対!を「黄色を身に着けて意思表示しよう」と呼びかけるグループがスタンディングアピールを行っていた。 

 沖縄県民、みんな頑張っている。私も頑張る!

 

 

 

2023年9月8日リンクURL

どんな権力にも沖縄は屈しない! ~ 最高裁の不当判決抗議集会


 最高裁は4日、辺野古の埋め立てをめぐる裁判で、沖縄県の訴えを全く審議することなく退け、国のいうことを聞け!と恫喝するような判決を下した。

 今日午後6時から、県庁前県民広場に750名余の県民が結集し、抗議の声をあげた

 「これまでやってきた裁判の判決の中でもっとも最悪、最低のひどい判決」と、判決内容を説明した加藤弁護士。「万魂の怒りをもって、デニー知事を支えてこれからも闘う。裁判だけが辺野古の闘いではない」とあまりにも理不尽な判決に怒りをあらわにした。

次々マイクを握った国会議員代表、県議会代表、各島ぐるみ会議の代表も

「この国の司法は崩壊した。最高裁ではなく、最低裁判所だ!」

「わずか5人の裁判官が決めたこのような中身のない判決に、沖縄の未来を託すわけにはいかない」

「辺野古の埋め立ては40年、50年かけても完成しない。それをわかっていながらアメリカが黙っているのは、普天間をいつまでも使い続けるためだ」

「中央行政の堕落は、地方の市民の力が正す。そうすすればこの国は救われる。どんな権力にも沖縄は負けない」など、怒りの声が相次いだ。

 

 

 

2023年9月5日リンクURL