午前中は、基地から出る米軍車両を止めるためメインゲートの出口に座り込んで封鎖。 機動隊に排除されても排除されても、何度も何度も戻ってきて座り込む。午前中いっぱい、攻防が展開された。
銃を脇に抱えたままトラックいっぱいに積み込まれた兵士たち。市民の抗議に対しては無視するもの、ガムを噛みながらニヤニヤ笑っている者、カメラを向ける者と反応もいろいろだが、このプラカードを突き付けると、思わず下を向く者が多い。
彼らは、日ごろ「米軍は沖縄県民の”良き隣人”を標榜(もちろん表向きに過ぎないが…)しているにも関わらず、あのような事件を起こしてしまったからだ。
しかも、喪に服するとして、一か月間の基地外での飲酒禁止、夜間外出禁止を発表した一週間後には、泥酔した兵士が深夜の国道を逆走、民間人2人に重軽傷を負わせた。彼らの”反省”が、いかにいい加減なものかがわかる。
米軍トラックの前に立ちはだかる男性。彼は辺野古の住人。実は、彼の母親もまた米兵に殺された。経営していたお店の売り上げを狙って押し入った米兵に、お金を奪われまいとして抵抗したため殺されたという。ほとんど毎日、黙々とテント村の活動を支える働きをしている。
午後、テント村の雰囲気は一変した。
復帰前後に青春時代を過ごした人ならだれでも心躍らせたフォーク・ロック。その思いでのシーンに、この人は欠かせない。あの知念良吉さんが突然やってきて、休憩をはさんで、一時間半もライブをしてくださった。基地の街コザ生まれ育ちの良吉さんの歌には、ウチナーンチュ共通の思いが、ずっしりと込められている。
文子オバーもノリノリ!
博治さんもノリノリ!
今日は、県外から、今世間を騒がせている東京都の職員労組の皆さん36名がゲート前行動に参加。一緒にオキナワンロックのライブを楽しんだ。
同じくつい最近までお騒がせ市長がいた大阪市の職員労組の皆さんも16名がやってきて、
「テレビのニュースで見聞きするのとは大違い、帰ったら多くの仲間や家族、そして地域に沖縄の真実を伝えたい」と感想を語った。