抗議のカヌーを外洋に放置~牙を剝く国家権力③

辺野古における海上保安庁の暴力的な警備がエスカレートしている。

海上保安官が、抗議船に乗ってドキュメンタリーの取材をしていた映画監督(女性)に馬乗りになりカメラを力ずくで奪おうとしたり、カヌーに飛び乗って転覆させ、市民らを海中に落とし、顔を海中に押し込むなどしてけが人も出ている。

これまでにもカヌーで抗議する市民からパドルを奪って港に戻れなくしたりしていたが、ついに2日と3日には市民を海保のゴムボートに数十分にわたって拘束したうえ、岸から遠く(3~4キロ)波の高い長島沖の外洋まで曳航し、放置した。

専門家らは「小さなカヌーは外洋から自力では港に帰れず、一歩間違えば遭難する危険性がある」と指摘している。

さらに、シュワーブゲート前では、60代の女性が機動隊に体当たりされ、転倒して救急車で運ばれた。ゲート前から救急車で運ばれたけが人は、今年に入ってわずかひと月ですでに5名に上っている。

沖縄タイムス 2月4日長官

沖縄タイムス 2月4日朝刊

 

しかし、管官房長官は、 参議院予算委員会で、「けが人が出ているとの報告は聞いていない」と、福島瑞穂氏の質問に答えている。白々しい。

2015年2月4日リンクURL