焼けるような暑さの中今日も辺野古へ向かう。
今日の琉球新報の社説、日本世論調査会が実施した最近の全国調査で、憲法が規定する「平和主義」に則っとり「専守防衛」を厳守するべきと答えた人が7割を超えた一方で、自衛隊の「南西シフト」に賛成する人が76%に上ったという。「日本の防衛のためなら、沖縄を再び戦場にするのもやむを得ないと是認する意識が国民に広がっているとしたら、沖縄にとって耐えがたい」と嘆く社説のタイトルは「沖縄は防波堤ではない」。
それでも、めげずに今日も工事用ゲートに座り込んだ。
神奈川県から参加した男性。労働組合で活動しながら、市民団体でマイナンバーカードに反対する活動を20年以上続けているという。「国は、今年12月で健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに組み込むといつている。しかし、それは法律的に何の根拠もない。マイナンバーカードは任意だ。新しい健康保険証が無くても、一年は現在の保険証が使えるし、いずれ保険証の代わりになるなる書類が送られてくる。何の心配もいらない。
この辺野古の基地の押し付けとマイナンバーカードの押し付けは同じもの。多くの人が反対、要らないと言っているのに強制している。私は一生マイナンバーカードは持たない。共に頑張りましょう!」
15分ほどで、全員排除されて、ダンプやコンクリートミキサーが、延々と列を成して入って行った。
座り込みからメインゲート前のテントに戻ってくると、基地の金網の中が騒々しい。芝生の上に戦闘車両が3台並び、周囲を動き回っている人が多い。なんか変!と思っていたら、しばらくして子どもたち十数人と引率らしい若い女性が戦闘車両の周辺にやってきた。
何ということか!小学生と思われる子どもたちが、米軍基地の中で戦闘車両に乗せてもらって喜んでいる。日米親善を理由に、夏休みの子どもたちの体験学習と称して、このようなことが行われているのだという。
金網の外から「こんなところで遊んではいけない!」と、みんなで声をかけたが、米兵たちに取り囲まれるようにして、他の場所へと移動していった。
昨年、京都から修学旅行で沖縄に来た高校生たちがが、米軍基地の中で迷彩服を着用、実弾射撃訓練を受けたという報道に驚愕したが、もうこんなことが日常茶飯事になっているのだろうか?恐ろしいことだ。
ピンクと赤のサルスベリとホテイアオイの花。街中ではホウオウボクも咲き出した。
昨日(6日)は、長崎原爆の慰霊式典の様子をテレビで観ていた。今年から式典会場の周辺への立ち入りが厳しくなり、会場に入るのに厳しいセキュリティチエックは勿論、会場周辺でのプラカード禁止、抗議の声さえ上げられなくなったという。一般市民を締め出して、いったい誰のための「原爆の日」だ。沖縄慰霊の日を思い出してしまった。まさにかつての戦前の出現だ。