変わらぬ沖縄への構造的差別 ~ 代執行不当判決抗議・知事激励集会

 辺野古から那覇へ戻り、雨にぬれ肌に冷たく滲みる服や靴を着替える時間もとれないまま、引き続き午後6時から県庁前の県民広場で行われたオール沖縄会議主催の「不当判決抗議集会」に参加した。


 弁護団代表、うりずんの会国会議員代表、県議会代表、市民代表、登壇する誰もが、違法だらけ、矛盾だらけの国の主張を丸呑みした理不尽な不当判決に憤った。

 当初、この集会に参加する予定だった玉城デニー知事は、数日前から発熱し今朝肺炎と診断、7日間の静養(後に入院と発表された)を余儀なくされ、メッセージが寄せられた。「沖縄県民の民意を無視し、沖縄県の自治権を奪い、新たな軍事基地を建設しようとする国の代執行は、県民の負託を受けた知事としては、到底容認できるものではない」と。

 入院中の玉城知事は、25日までに国の辺野古埋め立てをの設計変更を承認するかしないか判断しなければならない。知事が判断しない場合、あるいは承認しない場合、国が代わって承認する代執行が実施される。自分(国)が許可を求めたことに、自ら(国)が許可を与える、それこそ自作自演、自問自答もいいところだ。これなら国がやりたいと思ったことは何でもできることになる。この大転換の出来事に、大多数の日本国民は無関心である。そのことがなによりも恐ろしい。

 

2023年12月21日リンクURL