「私たちは 違法工事を見届け証言者となるために ここに座り込んでいる 」 ~ 9月7日の辺野古

 昨日(9月7日・水)は、県庁前から、朝7:00発の辺野古行き貸し切りバスに乗った。

 県民広場の植栽は、先週襲来した台風11号対策で風よけの網をかぶせられたままだった。沖縄本島ではスーパーの棚が空っぽになるほど騒がれた割には大した被害は出なかったのでホッとしたが、台風が近くを通過した先島では海上交通の混乱、農作物への被害も出ていると思われる。

 8時過ぎ辺野古へ到着。台風後のテントの張り直しや清掃など前日から進められていたようで、テントの周りは清々しく整えられていた。

 今年7月1日で満8年が過ぎ9年目に突入した辺野古ゲート前の座っり込み。8年がたってもいまだ埋め立ては10%にも満たない。完成の目途のつかない工事を、いったいこの後何年続けるというのか?

 

7時前、工事用ゲートに一回目の座り込み。30名余が座り込んだ。水曜日担当リーダーの高里鈴代さんが、私たちを排除しようと目の前に整列した県警機動隊員に言った。「私たちは、ここで行われている違法工事を見届け、証言者となるため連日ここに座り込んでいる。道交法違反ではない。違法なのは防衛局のほうだ!」と。

 

 今日は重機類などを積載したダンプが目立った。

 テントに戻ると、県外大学のゼミの学生20数名がレクチャーを受けていた。

 

 学生たちの目の前を、今日も完全武装の米兵を満載した軍車両がひっきりなしにメインゲートを出入りしている。学生たちの目にはどう映っただろうか?

 11時、第4ゲートでの一回目の座り込み。

 ゲートの右横の山が削られ、新たな道路がつくられていた。

 

 第四ゲートから見える大浦湾側の海。台風のおかげで海を分断するフロートや汚濁防止膜が片付けられ、運搬船や台船が一隻もなく、本来の青く澄んでキラキラと輝く大海原が広がっていた。ひとときの安らぎを、台風さんありがとう!

 正午前、工事用ゲートで2回目の座り込み。知事選の応援で県外からの人たちが3人、座り込みに加わって、人数がさらに増えていた。

 昼食を挟んで、第四ゲートで2回目の座り込みの後、工事用ゲート3回目の座り込み。

 ミキサー車が列をなして入って行くゲートの向こうに、秋の気配を漂わせるふわふわの白い雲と青い空が目に沁みる。

 今日のゲート前は、入れ替わりはあっても最後まで座り込みの人数が減ることはなかった。

 この後午後6時から那覇で行われる知事選の決起集会に参加するため、帰途を急いだ。

 

 

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