米海兵隊ヘリ不時着 ∼ 深夜 民間地に

 腹立たしいことばかり起こるので、グログを書くにも気が滅入る。しかし、取り上げないわけには…。またもや米軍ヘリの不時着事故が起こった。

 夜中の11時近くまで、住民の迷惑など顧みず訓練やりたい放題の米軍。ヘリが不時着したのは、民家から150㍍も離れていない畑。一歩間違えれば大惨事になる事故だ。

 民間地と言えども、いったん米軍がらみの事故が起きれば、畑の持ち主どころか、沖縄の警察、消防隊さえも近づけない。沖縄国際大学にヘリが墜落したときも、安和にオスプレイが墜落炎上したときも、高江で牧草地に不時着したときもそうだった。ダムの近くに墜落し、県民の飲み水を汚染されても、水質検査さえできないのが実情である。 米国に全く頭の上がらない日本国。

 米軍は世界中に800もの基地を展開するが、どこの国でも、自国の法律の下に運用をすることで米軍基地を受け入れている。在日米軍に日本の法律は適用されず、このような理不尽な治外法権を許しているのは日本だけである。そもそも米軍機の発着は夜8時以降は、日米の取り決めで禁じられているはず。それさえも米軍に守らせることができない日本の体たらく。表現は決していいとは言えないが、他にことばが見つからない。それほど腹立たしい。

今日(6日)現在、事故の原因はわからず、事故機は畑に不時着したまま、飛び立てないでいる。

<記事はいずれも 6月3日 琉球新報から>

 

 

 

 

2021年6月6日リンクURL