人間のやることではない ~ 南部土砂採集の中止を訴えるハンスト

 遺骨収集ボランティア・ガマフヤーの具志堅高松さんの呼びかけで、南部地域からの辺野古埋め立て土砂採集に抗議するハンガーストライキが、始まった。(3月1日~6日、県庁前県民広場)

 

 


 期間中毎日12時15分から集会が行われるが、具志堅さんは集会を始める前に、「デニーさん!聞こえていると思います」と、県庁舎に向かってマイクを握り、「玉城デニーさん!お願いします。止められるのはあなたしかありません。助けてください。助けてください!」と何度も繰り返して声をあげた。

 「戦没者の遺骨、血、涙が滲みこんだ南部の土砂を、戦争のための基地建設に使うことは、戦争犠牲者に対してこれ以上の冒涜はありません。遺族にとっては耐えがたいことです。法律の問題である前に人道の問題です。これは、沖縄県民だけの問題ではなく、全国の問題です。いまだ沖縄戦で亡くなっ家族の遺骨が戻らない遺族は全国にいます」と、開発中止の権限を持つ知事に対して強く訴えた。

 

 集会には、議会開会中の県議団をはじめ、多くの県民が参加。土砂採集の当該地域となる糸満しまぐるみの皆さんが、歌サンシンと詩の朗読で具志堅さんを激励した。 

 辺野古から島袋文子さんも駆け付け「糸満の出身なので、居ても立っても居られなくて来ました」とあいさつ。当時まだ15歳の文子さんが、眼の不自由な母親と幼い弟を引き連れて、砲弾が雨あられと降る戦場をさまよい、死者の血で染まった泥水をすすって生き延びた自らからの熾烈な戦争体験を語り、「戦死した兄や叔父の遺骨もまだ拾うことができない。具志堅さんたちが頑張っていることに感謝します」と、熱く語った。

 

 ハンガーストライキは毎日終夜行われ、リレー形式での参加する人も含め、初日は5人がハンストに入った。

 具志堅さんのハンストに連帯して、東京、京都でも取り組みが行われ、ニューヨークはじめ世界のうちなぁんちゅの間で、ネット署名が始まった。

 私もハンストに合わせて、自宅にて65時間の予定で断食決行中

 

 

2021年3月1日リンクURL