72%の民意 無視するな! ~ 県民投票から2年 今日(2月24日)の辺野古

 

 辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票から、今日(24日)で2年がたった。

 国は、辺野古NO!の圧倒的民意を突き付けた県民投票の結果を無視して、今日も工事を強行し続けている。 
 コロナ禍の中でも県民の抗議行動は止まない。座り込む工事用ゲートの真向かいに掲げられたにわか仕立ての横幕。 

 

 

 

 今日も、一回目(9:00)、二回目(12:00)とも30名近く、三回目(15:00)は少し減って20名余が抗議の座り込みを行った。

 コロナ緊急事態宣言中は、機動隊に担がれ強制排除されるような本格的な抗議行動はできない。機動隊が移動するよう説得をはじめたら、強制排除ギリギリまで5分ほど粘って、悔しいが自ら立ち上がり移動する。

 道路の向かい側で、基地内に次々と入って行く工事車両を、悔しい思いで見つめながら、「違法工事やめよ!」と抗議のボートを掲げるのがぜいぜいだ。

 何の抵抗も受けずにスルスルとゲートの中に入って行ったはずのダンプやミキサー車が、中で渋滞する場面がよくある。見るとゲートの中にもう一つのゲートがあり、ストップがかかっている。聞くと、違法なものを積み込んでいないかチェックしているのだという。

 思えば、ゲート前での座り込みが始まってしばらくまで、実はそこが基地の入り口、本来のゲートだった。当初の座り込みは、ダンプが止められているそのゲートの前で行っていた。抗議行動を締め出すために、今の場所(歩道沿い)までせり出して、向こう(米軍?防衛局?)が勝手にイエローラインを引いたのだ。

 同じことは、普天間基地の野嵩ゲートや、嘉手納基地の各ゲートでも起っている。

 私たちが座り込むゲート前の国道は、戦争のにおいをプンプンさせながら軍用車両が頻繁に行き交う。これが世界の紛争地と直結する基地の島・沖縄の現実だ。戦争は、決して過去の話ではない。

 

2021年2月24日リンクURL