カップル誕生 ~ オオゴマダラ日誌② 12月11日

 わが庭にオオゴマダラ幼虫の食草・ホウライカガミが来てから、頻繁にオオゴマダラが飛来するようになりました。ほぼ毎日のように飛んで来ます。その名の通りかなり大きいので、目の前で飛んでいるとその大きさにびっくりします。大人の手の平を広げたよりも大きいのではないでしょうか。


 飛んでいるオオゴマダラを写すのは至難の技。ゴマダラ模様を写すのにまだ成功ししていません。それに、なかなかホオライカガミに止まる決定的瞬間が見れていない。

 この日(12月11日)は、午前9時ごろにまず1匹が飛んできて、すぐに2羽になりました。午前中ずっと2匹が戯れるように飛び回っています。


 すぐに3匹になりました。

 

 そのうち、2匹のカップルが出来上がります。ちょっとわかりにくいですが、2匹が重なり合ってモリンガの枝にとまりました。30分ほどしたでしょうか、そこにもう1匹が飛んできて、仲良くしているカップルの間に割って入ろうとします。

 

 しばらく(10分ほど)バトルが続きましたが、カップルは二人の間を守り抜きます。 よかった!良かった!固唾をのんでみていた私はホッと胸をなでおろしました。 

 それから1時間近く2匹はじっと動きません。ずっと見ていても飽きませんでしたが、いつまでも見続けているわけにもいかないので、11時前に私は外出。

 午後4時すぎに戻ってきたところ、2匹はまだモリンガの枝にとまっていました。まるで見つめ合うように向かい合って…。

 夕方、オオゴマダラはいなくなっていましたが、まるでドラマを見ているような感動的な一日でした。

 後は、このカップルがホウライカガミに卵を産んで、黄金のさなぎが見られるよう祈るばかりです。

 

2020年12月20日リンクURL