あれから25年「SACO合意を問う!」③ 玉城知事に要請と激励

  記者会見の後、女性たちは同じ趣旨で玉城デニー知事に面談を求め、激励と要請を行った。

 

 辺野古の設計変更申請やコロナ禍など同時緊急な難題をいくつも抱えて超多忙な玉城知事、退庁時間を過ぎた午後5時20分から15分間と言う短い時間で要請に対応した。

 女性たちは、『「SACO合意」の「負担軽減」に、沖縄県民が期待したのは、第一に米軍の駐留規模の削減、撤退であった。それは、米軍人軍属の犯罪はじめ、爆音被害・ 演習事故・環境汚染の減少につながるからだ。ところがこの25年間、日米両政府は、米軍規模の削減、撤退を明らかにしないどころか、逆に、復帰後沖縄県に対し開示してきた米軍陸 ・海・空・海兵隊の駐留規模すら、2011年を最後に、現在に至るまで明らかにしていない。また、 25年間、女性への性暴力事件が止むことはなく、さらに米軍基地から発生する事件事故・環境汚染は増加の一途をたどっている。負担軽減の名のもとに、日米同盟の強化が進んでいる。県はしっかり検証して対処してほしい」と要請、知事の労をねぎらうとともに、「頑張ってください!」と、激励した。 

 玉城知事は「米両政府に協議の場を設けるよう求めていると説明、「県としてもどれだけ負担軽減になっているか、基地強化につながっていないか、しっかり検証したい」と応えた。

 15分後、玉城知事は「また仕事に戻ります」と、席を立った。

 

2020年10月27日リンクURL