コロナも撃退してね! ~ 集落を守る 喜友名の石獅子(シーサー)

 宜野湾市喜友名集落に古くから伝わる石獅子です。集落や人々を、災害や疫病、悪霊から守ってくれると信じられ、集落の東西南北のはずれ4か所に置かれているそうです。その一つがこの「イリーグァ前のシーサー」です。

 たまたま私の友人の家のすぐそば(塀の上)にあり、友人宅を訪問するたびにご挨拶させてもらっています。

 琉球石灰岩を削って造られたシーサーの表情はとても穏やかで、どこかユーモラスでもあり、とても悪霊と闘う姿は想像できないのですが、きっと闘う前にそこにある(居る)だけで力を発揮しているのではないでしょうか。

 宜野湾市喜友名の集落は、普天間基地のすぐそばにあります。近隣の多くの集落は戦後米軍に強制接収され、ブルドーザーに敷きならされて普天間基地の中に消えてしまいました。それらの集落にも、それぞれのムラ(集落)の守り神としてシーサーがあったそうです。

米軍基地という超大魔物は撃退できなかったのは残念!です。でもコロナウィルスは是非撃退してほしいなぁシーサーさん!(私は、コロナより緊急事態宣言の方が怖いですが…)

 友人宅は旧家で、屋敷の周囲をふくぎの大木が茂っています。ふくぎにはかつてたくさんのコウモリが棲んでいました。が、2012年に普天間基地にオスプレイが配備されたことで、オスプレイが発する低周波の影響でコウモリたちがすべていなくなってしまったそうです。

 ふくぎの実は熟して落ちると匂いがきついので嫌われものなのですが、コウモリたちが食べてくれるので、あまり気にすることもなかったそうです。自然の循環が生きていたからです。しかし、コウモリたちがいなくなって、いまは熟して落ちるふくぎの実の片づけに追われて困っているということです。

 オスプレイとコウモリ、人間の身勝手が自然の生態系を壊す典型的な例です。コウモリに有害な低周波(電磁波)が、人間に無害なはずはありません。自然を壊したツケは、いずれ私たち人間に戻ってきます。心しなければなりません。

 

2020年4月6日リンクURL