県民大会に1万人 ~ 「土砂投入はやめろ!」「民意は示された」

「土砂投入を許さない! ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地断念を求める県民大会」(辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議の主催)が今日(16日)午後2時から、那覇市おもろまちの那覇新都心公園で開かれた。主催者発表で1万人が参加した。

公務出張中の玉城デニー知事のあいさつを代読した謝花喜一郎副知事は「これまでも何度も民意は示されてきたが、辺野古埋め立てに絞った投票で民意が示されたことは、極めて重要な意義がある。地方自治法に基ずく民意を無視することは、地方自治を否定すること。民主主義国家では許されない」と述べ、国に対し埋め立て工事を直ちに止めるよう強く求めた。

各地域、各界代表が登壇、沖縄の民意を無視し、強引に新基地建設を推し進める政府・安倍政権に対する怒りと批判が相次いだ。

特に若い世代の発言に共感が広がった。北部地域代表で登壇した川崎将吾さんは「おじぃ、おばぁ、お父さん、お母さんにお願いがあります。あなたが知っていること、経験したことを若者たちに語ってください。皆さんがなぜ辺野古で座り込んで知るのか、過去にどんなことがあったのか、なぜ沖縄に基地があるのか、なぜ新基地がつくられようとしているのか、若者たちが疑問を持てるように話してください」と呼びかけた。

他にも20代の若者3人が発言、無関心といわれてきた若者に、新しい動きが起こっていることを感じさせた。

大会は最後に「私たちは、翁長知事が命をかけて守り抜いた県民の『誇りと尊厳』を引き継ぎ、誇りある豊さを実現させるまでたたかう。沖縄県民の命とくらし、沖縄の地方自治と日本の民主主義と平和を守るため、この不条理に全力で抗い続ける」との大会決議を採択。

決議は、19日代表が上京し、総理大臣をはじめ、防衛大臣、駐日米国大使などに直接届けられる他、米国大統領にも送られる。

東京でも沖縄と同時刻に首相官邸前で「沖縄の県民大会に連帯する集会」がもたれ、2500名が参加したという。(東京の友人が写真を送ってきてくれた)

  <官邸前の集会であいさつをする元山仁士郎県民投票の会代表>

写真を送ってくれた友人からのメッセージです。「沖縄は1万人、首都官邸前2500人、ちょっと寂しく申し訳ない感じですが、25日まで連続行動が呼びかけられました」。

 

2019年3月16日リンクURL