東京MXテレビが 辛淑玉さんに謝罪 ~ 「ニュース女子」の沖縄ヘイト

東京MXテレビが昨年1月、DHC制作の持ち込み番組「ニュース女子」を十分な検証をしないまま放送し、悪意の沖縄ヘイトを垂れ流して大きな問題になったが、

この番組の中で、高江や辺野古で座り込みむ人たちを、「日当を払って雇い、沖縄に送り込んでいる黒幕」と名指しされたのりこえねっと共同代表のい辛淑玉さんに対し、「この番組を放送したことによって辛淑玉さんを深く傷つけたことを深く反省し、お詫びいたします」と、昨日(7月20)正式に謝罪した。ただ、辛淑玉さんに対しては謝罪したが、問題の根っこにある「沖縄」に対しての謝罪はなかった。

抗議の記者会見をする辛淑玉さん(17年1月27日)

 

辛淑玉さんは、この番組を放送したMXテレビに強く抗議するとともに、「放送倫理・番組向上機構・放送と人権等権利に関する委員会(BPO)」に訴えた。BPOは、辛淑玉さんの訴えに対し、「番組の内容は真実性に欠けるもので、辛淑玉さんの名誉を毀損するものである」と判断、検証と訂正放送を勧告していた。

 

辛淑玉さんは、謝罪を受けた後衆議院会館で記者会見し、この問題の本丸はDHCであるとして、番組を意図をもって制作し、全国で「ニュース女子」放送を続けているDHCを提訴することを明らかにした。

この記者会見には、沖縄からもネット通じ、同じくのりこえねっとの共同代表でもある高里鈴代さんが発言し「沖縄に対する謝罪もなされるべきであり、しっかり検証し、訂正謝罪の番組を放送しなければならない」と訴えた。

 

<琉球新報 7月21日>

 

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