朝6時過ぎ、県庁前で平和市民連絡会の辺野古バスを待つ。徐々に日の出が早くなり、バスが出発する6:30には、辺りはすっかり明るくなるこのごろ。
それでも空には宵の名残の三日月が、県庁の真上に見えた。なんだか眠そうに見えたのは、自分がそうだからだろうか。
8:00前、辺野古に着くと、今度は金網の向こうながら、「いじゅの花」が出迎えてくれた。昨日(8日)沖縄地方は梅雨に入ったようだ。
相変わらず無粋なのは県警機動隊。9時前、80人ほどが座り込んだが、ゴボウ抜きされ、150台近くのダンプやミキサー車が基地の中に入った。
座り込みの指揮を執るリーダーも容赦なく拘束し、マイクまで取り上げた。
前名護市長の稲嶺進さん、一市民になっても頻繁にゲート前へ座り込みにいらっしゃる。この方の「陸にも、海にも基地は造らせない」は、単なる選挙目当ての政治的パフォーマンスではなかったことを身をもって示している。稀有な本物の政治家だ。多くの人が握手を求めて声をかけていた。
先週に続いて今日もNHKのカメラクルーが来ていた。どんな取材をしているのか気になる。
この方々は、県外から初めての辺野古という平均年齢74歳の8人。有名私立大学の学長経験者もいれば、朝日新聞の元記者、研究者、経営者と立場も在所も様々だが、55年前大学に入学したとき、たまたま同級生になった。以来友情をはぐくみ続けてきたという。いつ終りになるかもしれないクラス会、55年目の今年はどこにしようかと話し合った結果、「辺野古」になったのだという。それこそ「いいね!」を差し上げたい!
今後も「自分たちにできることを、自分たちの場所でやっていきたい」と、それぞれが決意語った。
10時を過ぎて、徐々に人が増えて、2回目の搬入前には150人ほどが座り込んだが、午後3時過ぎの3回目も合わせて、今日も400台近くの搬入となった。
不屈1403日目の辺野古から~