済んだ青い空に、綿あめのようなふわふわの白い雲、やんばるの森の樹々を抜けてくる風は涼しい。秋の気配がする。やっとクーラーなしでも眠れるようになった最初の朝だったが、さわやかな天気とは裏腹に人々の心は重く沈んでいた。
やりきれない思いでゲート前に座る。言葉を発しようとすると、涙が出そうになる。悲しい!苦しい!悔しい!またもや沖縄の女性の命が、米軍兵の餌食になった。

朝9時前の座り込みは、被害にあった女性の冥福を祈って黙祷から始まった。
報道によれば、容疑者の米兵は女性の首を絞めて殺した後、女性の所持品を奪って逃走したという。しかも、いったん基地内に戻り、着替えてまだ飲みにと沖縄市内の繁華街に出てきたところを、沖縄県警の捜査員に見つかり逮捕された。殺した後に逃げるのでも隠れるのでもなく、あっけらかんと基地の町の繁華街で飲み歩く米兵の姿が浮かんで来る、。そこには人ひとりを殺したという罪悪感や恐怖、戸惑いも見えてこない。彼らにとって、沖縄の人は人間に見えないのだろうか?
2000年に国際会議で韓国に行ったとき、米軍基地の入口に大書されたスローガンを見て驚愕したことを思い出す。「お前らの仕事はなんだ?殺しだ!」(もちろん英語だが、英語の文言は正確に覚えていなのでご容赦!)人を殺すことが仕事だと躊躇なく言えるまで人殺しの訓練をされるのであろう。


私たちが座り込んでいるゲートの中、真正面で、いつの間にか(先週はなかった)土砂が3つ高々と積み上げられている。


正午前、2回目の座り込み。日差しが強くなり、台風28号の影響で風も少し出てきた。




違法行為が 数々行われている辺野古新基地建設工事。この日も工事車両に道交法違反が疑われる違法行為が発覚した。道幅を大きく超える大型トレーラが入ったのだ。「違法ではないか?」と、県警に訴えても知らんぷり。これが民間の工事現場だと直ちに取り締まられるはずだ。国が後ろ盾の国策工事だから、違法行為も平気なのか?
米兵の犯罪も国が認めて米軍を置いている以上、国の責任だ。被害者に対する謝罪や補償、実効性のある再発防止対策など要求して実施させなければならない。
基地あるが故の事件だ。元凶である基地をこれ以上増やすことは許せない。改めて辺野古に座る決意を固めた。