ゲート前に”サクラ咲く!” ~ 2月5日の辺野古

 なぜか水曜日ごとに「この冬一番の寒さ」を更新する状況が3週間も続いている。最低気温が10度を切るとの予報に、冬場県外に出るときにしか着ないダウンのコートを引っ張り出して着た

 有難いことにあまり風がなく那覇を出るころには陽が出てきた。いつもより大きくひときわ大きく感じたのは気のせいだろうか。沖縄の私たちには寒くても県外からの参加者には、身体を動かすと暑くなるのかコートを脱ぐ方もいた。

 


       

 

 座り込む人々を、県警が強制排除して土砂や機材を積んだ大型ダンプ、ミキサー車が次々とゲートの中に入って行く。

   

  正午前2回目の座り込みは、歩いて工事用ケートに向かった。荒む心を野の草花が癒してくれる一方で、道路両側は、いたるところで木々が皆伐され山が削られ、山肌が痛々しくむき出しになっていた。どんどん環境が破壊されていく。フェンスの隙間から覗いた大浦湾にはサウンドコンパクションの工事船が4隻も浮かんでいた。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 テント横の花壇で、数年前に植えられた桜が、一輪だけ開花した。あと2個ほどつぼみもついているので、今週末くらい開花するかも!と、世話を続けてきた辺野古スタッフが嬉しいそうに話した。「今年は何かいいことありそう!」とも。共感!

   

 

 

 

 

最近、県外からの参加者も増え、三回目の座り込みも40人余が座り込んだ。

 毎回20分前から座り込み、強制排除された後はダンプに向かっての抗議行動、あわせておよそ1時間20分、ほぼ1時間連続で立ちづづけるのはかなり厳しい。夕方4時にもなると、さすがに陽が陰り、どんどん寒さが身に滲みる。この後那覇に戻り、午後6時半から琉球新報ホールで行われた県主催のシンポジウムを聞きに行く予定だが、朝も早かったため、エネルギー切れが心配…。

 沖縄県の戦後80年企画の一環で「「日米安保体制と沖縄」と題し、アメリカン大学のピーター・カズニック教授をはじめ、玉城デニー知事も沖縄の平和外交の歴史を語る。

なかなか聞きごたえのある示唆に富んだいい話で、頑張って来た甲斐があった。その様子は改めて、お伝えする。

 

 

 

2025年2月6日リンクURL