防衛局は約束を守れ ! 侮辱発言を謝罪せよ!~ 本部塩川港の使用条件の逸脱

 オール沖縄会議と本部島ぐるみは、今日午前11:30から、沖縄防衛局との交渉及び抗議を行った。


 沖縄防衛局が、本部塩川港から辺野古新基地埋め立て土砂の搬出をはじめたのは2017年末から。まる7年になろうとしている。

 当初防衛局は、港の使用にあたって、月~金の8:00~17:00、一日当たり10tダンプ160台当たりの石材を運ぶとして、使用許可を得た。

 しかし、いま塩川港に土砂を運ぶダンプは、早朝7時から開始し、毎日5、600台、時には900台、1000台を超えることもある。その限度を超えた交通量で、ダンプが走る周辺の道路、集落は粉じんで真っ白に汚れ、住民への健康被害が懸念される他、激しい交通渋滞を起こし、美ら海水族館への向かう観光客の不評を買っている。


 オール沖縄会議の現場闘争部会では、これらの状況を踏まえて、当初の約束を守るよう求めると共に、塩川港で抗議行動をする市民らに、防衛局の職員が「気違い!」など侮辱的な差別発言をしたことに対し、謝罪を求めて抗議を行った。

 11:30からの交渉を前に事前集会を行ったあと、5人の代表が交渉に当たった。

 しかし、交渉から戻った代表らは開口一番「話にならない、まったくガッカリだった」と。何を聞いても「適切に対処する。相手があるから言えないない。答えられない。分からない」に終始したという。

 今日の抗議集会には、100人ほどの市民らが参加したが、「現場の職員の意識と幹部の意識はほとんど変わらない。日ごろ彼らの間で交わされている言葉が、そのまま表に出てきただけだ。これが彼らの本当の姿」との声が漏れた。

 オール沖縄会議では、改めて防衛局に約束を守るよう要請するとともに、差別発言に対し、局長からの明確な謝罪を求めた。

 

2023年6月12日リンクURL