段ボール120個超と奮闘中 ~ 事務所の引っ越し

 女性や平和をテーマに活動するいくつかの市民グループが共同事務所としている「すぺーす結」が、先日(16日)引っ越しをした。

 30年余数グループが使用していたため、所有する資料や本など、沖縄の女性運動や平和運動の第一次資料が詰まっている事務所でもある。

 引っ越し業者の見積もりは、当初段ボール箱75個ということだったが、実際に蓋を開けてみると120箱超に膨れ上がり、しかも今回の引っ越しで、新たに二つのグループが加わることになりったことから、さらに20数箱増えて四つの部屋のほとんどを占拠してしまった。

 これらの荷をほどいて所定の場所に収めていく作業も、大変な労力と時間がかかる。前日に荷物を梱包、当日は運び出しと新居に運び込むのに一日がかり。その翌日から今日まで3日間荷ほどきに取り掛かっているが、まだ半分も終わっていない。  

 私の荷物は部屋に入れてもらえず、ベランダに。荷ほどきも後回しになる。今日は小雨、ブルーシートで何とかしのげそうだけど、本降りにならないことを祈るばかり。(かわいそうに!)

  若者たちのグループは人数が多いこともあって、二日間で片付け終わり、今日から業務を開始した。事務所の中心である私たちのグループは、基本的に私一人、早朝から深夜まで取り組んでも、たかが知れている。昨日の午後からと今日午前中はもう一人が加わって、前期高齢者と後期高齢者の二人がゆるゆると、今日も頑張っている。(昨夜、お風呂に入っていて気づいたが、手足に無数のあざができていた。本の詰まった重たい段ボール箱と格闘した印が、しっかりと付いていた

 今日になって、いったん配置した本棚などの家具を動かす必要が出てきて、思い余ってもう一つのグループの男性たちにSOSを発信、助っ人に来てもらうことになった。

2人お願いしたら4人も駆け付けてくれて、大きな本棚6つを入れ替える作業が、ものの5分も経たずにお終わってしまった。さすが…!<写真は、助っ人作業が終わり、コーヒーとアップルケーキで、ご苦労様!をしているところ>

 ところで、今回お願いした引っ越し屋さんは日本一の引っ越し件数を誇る業界一の会社らしいが、彼らの働きぶりには感動した。テキパキと仕事をこなすのは当然として、私たちのどんな無理な要求にも、いやな顔一つせず笑顔で対処し、かといって客の言いなりになるばかりではなく、常に最善策を提案し、解決していた。三人一組で一軒の引っ越しを担当しているようだが、早く終わった組が、時間のかかっている別の組を応援にやってくる。仲間同士の連携も見事だった。(社員教育が行き届いているようだ)

ただ気になるのが、彼らは早朝から夜遅くまで、ちょっと働きすぎなのではないかと思う。しっかり労基法守っているとは思うが…。

 私は決して、この引っ越し業者の回し者ではありませんので念のため。非常に重労働なのに最初から最後まで本当に気持ちよく爽やかで、感動したのでグログに書こうと思った。

 

2019年12月19日リンクURL

私の大切な人をレイプしないで! ~ フラワーデモ in おきなわ 12月

 「性暴力のない社会を目指して声をあげよう」と、毎月11日に全国各地で行われているフラワーデモ。沖縄では5日目となる集会が、さる11日(水)満月の月の光に包まれて、県庁前県民ひろばで開催された。花を片手におよそ130人が集った。男性の姿も少なくなかった。

 今年4月、性犯罪の加害者が、裁判で無罪になるということが相次いだため、日本の刑法や裁判の在り方にも問題があるとして、東京で始まったフラワーデモは、この12月で29都道府県31都市で開催されるようになった。

 この日は、呼びかけ人の一人である北原みのりさんも沖縄の集会に東京から駆けつけた。

 沖縄のフラワーデモにぜひ参加したかったという北原さん。「”女性たちが、やっと声を上げ始めた”とメディアなどで言われるが、そんなことはない。沖縄の女性たちは以前からずっと大きな声を上げつつけている。そんな沖縄の集会に参加できてうれしい。これまで被害者が受けてきた痛みや苦しみを受け止め、絶対に繰り返さないと声を上げ続ければ、きっと社会を変えることができる。一緒に未来を変えていこう」と呼びかけた。

 

集会は、被害体験者や支援者がリレートークで話をつなぐ形式で行われ、5人の女性がマイクを握った。

 親しい友人が被害に会い、心を病んでしまったという女性は「私の大切な人をレイプしないでください!私の大切な人をレイプしないでください!死にたくなるほどつらい気持ちなるかもしれないけど、どうか死なないでください!死なないでください!」と何度も叫び、「みんな、どの人も誰かの大切な人です!」と訴えた。

 たまたま出張で沖縄に来ていた女性は「いつも東京のフラワーデモに参加している。今月は参加できなくて残念と思っていたが、沖縄でも行われていることを知って駆け付けた。私も被害体験がある。加害者が身近な親族だったため、被害を唯一打ち明けた母親にさえ、受け止めてもらえなかった。長い間心を閉ざしてきたが、フラワーデモに参加して、こんなにもたくさんちゃんと受け止めてくれる人がいるとわかり、心を許し安心して語ることで救われた」と、被害体験を語った。

 最後に再びマイクを渡された北原みのりさんは「これほどに性暴力がはびこる背景には、根底に女性を軽く見るこの国の根強い性差別がある。各地のフラワーデモで、”声を上げれなかったことでなかったことにしたくない!”という女性たちの思いがたくさん語られた。声を上げれば変わるのです!」と、集会を締めくくった。

 フラワーデモは、刑法の改定が検討される予定の来年3月まで継続して行われる。

 <フラワーデモが行われた県庁前県民ひろば>

 

 

 

2019年12月13日リンクURL

 子どもたちの未来にちゅら海を残そう! ~ 今日(12月11日)の辺野古

 霧雨に煙る辺野古ゲート前。座り込み1984日目を迎えた。

 今日は最高気温22度の予報だったので、薄着をしてきたら、雨に体温を奪われ、震えながらゲート前に座り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 先週から島袋文子さんが先頭に立ってゲート前に座り込んでいる。みんなの拍手に迎えられ、カチャーシーを踊りながら、車イスで文子さん登場。

 最先頭で機動隊と対峙する文子さん。

機動隊とのいつもの攻防が始まる。

 第三ゲートのあたりまで延々と続くミキサー車と工事資材を積んだダンプ。これが全部基地の中に入り込むまで一般車両はシャットアウトされる。

 一回目の搬入の後は、雨を避けてテントに戻り、参加者の報告や、テントスタッフによる工事の報告などの後、キーボードに合わせて、みんなでロシア民謡を歌って気分を盛り上げた。 

 

 メインゲートのすぐそばでは、キャンプ・シュワブ陸上施設のメイン施設となる大きな建物の建設が着々と進んでいる。この建物の中にはボーリング場からビリヤード、映画館、ショッピング、ジム、社交クラブ他、兵士が基地の外に出なくても、十分に暮らしをエンジョイできる施設がそろうという。

この日も、3回の搬入で159台分の資材が運び込まれた。

2019年12月12日リンクURL