あなたは本当に私の国(アメリカ)の戦争に出かけますか? ~ 映画「主戦場」

 このところ立て続けに映画を観ている。「新聞記者」「記者たち」に続いて、先週はドキュメンタリー映画「主戦場」を観た。

 テーマは「慰安婦問題」だが、そこから透けて見えてくるのは、戦争ができる国・戦前回帰を目論む、日本という国の政治の「実相」である。

 まだ見ていない人に、映画の中身を語るのは愚の骨頂、だが一つだけ伝えたい。

 映画(監督は日系アメリカ人)は最後に、日本国民にこう語り掛ける。「日本が再軍備(憲法を変えて自衛隊を明記)するということは、アメリカが始めた戦争に参戦するということ。あなたは、本当に私の国(アメリカ)の戦争に出かけますか?」

「主戦場」は、桜坂劇場で明日9日まで上映中です。

 

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性暴力許さない! ~ フラワーデモ 沖縄でも(8月11日)

 性暴力を訴えた裁判の無罪判決が相次いだことを受け、「性暴力許さない!」と女性たちが「被害状況への理解」と「法改正」を求めてフラワーデモを開催、共感の波が全国へと広がっている。

 沖縄でも来る8月11日、午後7時から、県庁前の県民広場で開催される。

 今年3月に性暴力を訴えた裁判の無罪判決が4件も相次いだ。 

福岡地裁では、「男性は、女性が合意していると勘違いしていた」ことを理由に無罪に。

 名古屋地裁で19歳の娘に性虐待していた父親が無罪になったケースでは、裁判所は「抵抗しようと思えばできた」と無罪にした。

 さらに12歳の娘を強かんし続けていた父親の裁判では、家が狭いことを理由に「そんなことがあれば他の家族が気づかないはずはない。娘の証言は信用できない」として無罪に。

 このようなひどい判決に衝撃を受けた女性たちが、4月11日東京でキャンドルや花を片手に「フラワーデモ」開催。以後毎月11日に行われるようになり、6月には東京をはじめ名古屋、札幌、仙台、大阪、神戸、下関、福岡、鹿児島の計9カ所で、8月は沖縄を含め17か所で開催される予定。

<8月8日 東京新聞より>

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台風ニモ負ケズ ~ 今日(8月7日)の辺野古

台風10号が先島地方に接近している。

7:00、時折り、大きな雨粒が叩きつけるように降ってくる中を辺野古へ向かう。

8:25、辺野古へ着くと、座り込みテントは一部を残して、台風対策のため屋根のビニールシートが片付けられていた。

 

 辺野古に影響を与えた今年2個目の台風接近である。 

 それでも、工事車両が入る気配があり、ゲートにすわりこんだ。(椅子が濡れていて座れないので、正確にはスタンディングといったほうがいいのかな?)

 

さすがに今日は人数が少なく、20数人。機動隊がやってきて排除が始まる。

 

 私たちが排除された後には、民間の警備員がスタンディング。ただし彼らが止めるのは工事車両ではなく、抗議する人たち(私たち市民)である!

左側からは貨物車が、右側からは琉球セメントの生コン車が、合わせて30数台入っていった。

 雨も風もどんどん激しくなってきたので、一回目の搬入が終わったところで、抗議行動を中止することになった。

 みんなで、のぼりやテントの片づけを行い、10時過ぎ辺野古を後にした。台風が最接近する明日、明後日の抗議行動も中止を決断、辺野古をはじめ、安和、本部塩川港も共に10日からのお盆休みを含め11日間の長い休みとなる。

 

 

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