2014年安倍総理が、仲井間元知事を懐柔するために餌として使った「普天間基地を5年以内に運用停止する」という約束の期日が、来る2月18日に迫っている。この約束は、何が何でも守ってもらわなくてはならない。
当時仲井間知事は、県議会で「普天間の返還と辺野古新基地建設はリンクしない」と答弁、政府も同じことを言っていた。それがいつの間にか「辺野古が唯一」にすり替わった。
「嘘つき安倍政権」と言ってしまえばそれまでだが、そうそういつまでも許しておくわけにはいかない。
辺野古新基地建設の賛否を問う沖縄県民投票が昨日(14日)告示された。今日から期日前投票ができる。
昨日は県民投票連絡会による出発式が、辺野古ゲート前で行われた後、各地を回りながら南下し、夕方18:00から那覇集会が、パレットくもじ前の県民広場で行われた。
選挙と違って県民投票は認知度が低く、投票率や投票用紙への記入ミスなどが懸念されている。
現に私の周りにも、「県民投票行ってね」と声をかけると「誰に入れていいかわからない…」とか「基地反対なのに、なんで〇なの?」などと言われてしまう。
また、「私も投票するの?議会で決めるんじゃないの?」、「あれ!終わったんじゃないの?」などという人もいる。5市の不参加騒ぎが余りに大騒ぎだったので、騒ぎが収まったことが、県民投票が「辺野古NO」で決着着いたと思っている県民も、少なからずいるようだ。
周知徹底するのは至難の業だ。
「反対に〇」ですよ!皆さん!
毎週水曜日は安和集中行動日。
6:30那覇を出発するころから降り出した雨は、安和に近づくほどに土砂降りになった。
防衛局は「岩ズリ」だと言い張るが、ダンプに積まれているのは、どう見てもわずかに岩ズリが混じった赤土そのものである。この雨では赤土が道路や海に流れ出すのは確実だ。
「それでも、ダンプは来るのだろうか」と、赤土の流出を心配しつつバスを降りた。いつもならすでにダンプが入っている時間だが、まだ来ていないようだ。やはり防衛局も赤土が流れ出し、嘘がばれるのを恐れているのであろう。
バスを降りると、一隻の運搬船が桟橋に接岸していたが、トラックの動きは見えなかった。
安和には辺野古のように雨や日差しがよけられる座り込みのテントはない。路肩の街路樹の間に、簡単な雨除けのブルーシートが張られた。
雨は激しかったが、幸い風がなく、濡れながらもそれほど寒さを感じないで行動できた。
8:30ごろから徐々に雨が小降りになり、いつもより1時間半ほど遅れて9時過ぎダンプが入り始める。いつものように順法牛歩戦術で抵抗する。
1時間ほどしてまた雨が激しくなった。案の定走るトラックの荷台から赤土が流れ出す。
信号待ちのわずか数十秒の間に、たちまち道路が赤土に染まっていった。
トラックから滴り落ちる赤土。まるで血の涙を流しているようだ。
「赤土流すな!」「ダンプを止めろ!」と、防衛局に強く抗議した。「赤土防止条例違反」との県の指摘に、「いや、岩ズリだ」と言い張る国の欺瞞が、わずかの雨で露呈した今日の安和桟橋。
ダンプが流す血の涙・赤土は、やがて海へと流れてゆく。まして辺野古では、その赤土が毎日直接ダンプ700台分以上投げ込まれていると思うと胸が苦しくなる。