戦争ができる国になったニッポン~安保法施行

27日には東京代々木公園で3万5千人、
29日には国会前で3万7千人の他、全国各地で安保法の廃止を求める集会が行われた。

沖縄でも、昨日・29日、県庁前の県民広場で、250人が「安保法廃止」の怒りの声を上げた。

沖縄タイムス 

沖縄タイムス・30日(クリックすると画面が大きくなります)

 

憲法普及協議会会長の高良鉄美・琉大教授は「憲法違反だといわれているのにどうして施行できるのか。明治憲法は天皇主権で、天皇の戦争責任が問われたが、今度もし戦争になったら、その責任は主権者の国民に向けられる」と訴えた。

会場の参加者からは、「また沖縄が標的になる」と、不安の声が上がった。

奇しくもこの日、与那国島では、復帰時以来初めての新しい自衛隊基地が始動し、沖縄島軍事要塞化の足場固めが着々と進む。

狙われた過疎の島は、これで自衛隊員が町の人口の15%を占め、地域コミュニティへの影響や政治バランス、自治が失われると懸念されている。

春・花の季節だというのに、どこを向いてもきな臭いにおいと戦争の足音が響てくるニッポン。

 

2016年3月30日リンクURL

「集団自決」 71年目の慰霊祭~渡嘉敷島 ①

今年も3月28日がめぐり来た。

戦没者慰霊碑・白玉の塔

戦没者慰霊碑・白玉の塔

沖縄では33年忌が過ぎると死者の魂は昇華し、神となって天国へ帰るとして、すべての法事が終了する。
しかし、戦争で亡くなった方々の場合は別、その無念の死を語り継ぎ、平和の礎するために、33年忌が過ぎても村主催の慰霊祭が続けられている。

式辞を述べる松本好一村長。

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涙で声が詰まる場面があり、この日の出来事への、特別な思いが察せられる。実は、松本村長は多くの村民が命を落とした「集団自決(強制集団死)」があった翌日29日に生まれた。

慶良間諸島の「集団自決」は、それから3か月間にわたって繰り広げられた沖縄戦の序幕に過ぎなかった。
生まれたばかりの赤子を抱えた母親が、地獄のような沖縄戦を潜り抜け、すべてを失いゼロからの出発を強いられた戦後を、どのように生きぬいてきたのか、そんな母親への思いが胸に去来したかもしれないと想像する。

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戦争を知る世代、体験を共有する遺族はもう数少なく、高齢化がすすむ。「来年は参拝に来れるかねぇ」と、誰にいうともなく寂しそうに語る。

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ひ孫の世代、小中学生によって千羽づるが捧げられた。

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当時、校長として渡嘉敷島に赴任し、夫妻ともに「「集団自決」に巻き込まれた方の遺族が作詞・作曲した歌「命どぅ宝」が披露された。

ケラマツツジ

ケラマツツジ

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島は新緑の季節を迎え、慰霊碑・白玉の塔の周りは、島の花でもある「ケラマつつじ」が、燃えるような赤い花を咲かせている。
シャリンバイも香り高く満開だった。

 

2016年3月29日リンクURL

辺野古で繋がる全国の住民運動~今日(3月25日)の辺野古

辺野古ゲート前に一日座り込んでいると、沖縄の闘い・辺野古ゲート前における県民の抵抗運動が、
全国各地のさまざまな住民運動やそれにかかわる人々をつなぎ、拡げる場になっているかということがよくわかる。

今日もそんな場面がいくつかあった。
やってきたのは、全国基地爆音訴訟原告団連絡会の皆さん。

24日に第二次普天間爆音訴訟の結審があり
その応援に駆け付けた全国の皆さんが辺野古の座り込みにも参加した。

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全国基地爆音訴訟原告団連絡会は
沖縄と同じように米軍基地を抱え、軍用機の爆音に苦しめられている住民が裁判で闘っている横田、厚木、岩国、小松、普天間、嘉手納の6地域7つの原告団で構成されている。

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「国は、国民の命より、米軍の演習のほうが大事なのか!」嘉手納や普天間の基地があるために、JALやANAなどの民間機(年間1200万人が乗る)が、不自然な低空飛行を強いられ、沖縄の空がいかに危険な状態かを語る嘉手納爆音訴訟弁国団の事務局長。

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「街の真ん中にある普天間から、海に面した辺野古に移すことで、爆音も少なくなる」と主張する国。岩国爆音訴訟の原告団の彼女は、辺野古の浜で実際に爆音を測定してきた。「普天間から飛んできたヘリの爆音はすでに基準値を大きく上回っている。いま24機のオスプレイが100機に増えて、高江や伊江島、全国に縦横無尽に飛んだら、どれだけの爆音になるか、想像もつかない」と、国の主張がいかにでたらめであるか証明した。

普天間爆音訴訟の結審を期に、
昨日、これら7つの爆音訴訟を担当している弁護団の連絡会が組織された。
米軍基地の違法状態を放置しし続けている国のあり方を
これ以上許さないために、連携して裁判闘争を強化していくという。

沖縄をつなぎ役に、また新たな闘いのネットワークが誕生した。

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この日、完全武装した水陸両用戦車が頻繁に出入り、不気味な気配があたりを包んだ。DVC00007.JPG

2016年3月26日リンクURL